俺の仕事は、
原稿を書いたり、
本を編集したり、
まあ、そんな感じである。
ところが、
リーマンショック以来、
原稿料は大暴落。
ちきしょー、ヤンキーどもめ。
今では、
マクドナルドの高校生バイトぐらいの
値段でシコシコやっておる。
デフレである。
デフレ・スパイラル・ホール@南青山の
ゴトーちゃんである。
だとすれば、
防衛策としては、
「コストパフォーマンスの向上」
以外にありますまい。
俺にとってのコストとはなにか?
それは「時間」である。
すなわち、
仮に原稿料を1万円とすると、
1時間で殴り書きした場合、
時給1万円という、
破格の高給取りになるわけである。
なので、デフレなゴトーちゃんになってから、
なるべく、どんな原稿でも
1時間以内に書くよーに心がけでいる。
30分で書けたら、
時給2万円だぜ。
銀座のホステスだぜ。
もっとも、絶え間なく
原稿依頼があるわけではないので、
そんないい感じにはならん。
そこで、思いついたのは、
「プレミアム感」である。
ルイ・ヴィトンとコラボし、
限定執筆するのである。
俺の原稿用紙自体が
LVモノグラムのカーフスキンで
できているのである。
さすれば、俺の原稿に
セレブ妻が群がるのである。
絶対、「大黒屋」あたりで、
定価以上の値をつけるに
決まっている。
もうこの際は、
俺の原稿内容などは、
どーでもいいのである。
ヴィトンの革の原稿用紙が
人気がでればいいのである。
「餅」を買うためには、
このぐらいのことを
せんといかんのである。
ああ、原稿。
俺はそんなことを夢見つつ、
デフレ原稿を明後日まで
書かねばならんのである。
人生とはかくもツライものである。