週末、
「別冊宝島 電子書籍の正体」
という冊子を読んだ。
なるほど、なるほど。
AMAZONのレビューにもみられるよーに、
本書は、ほぼ出版社目線で、
まとめられている。
まあ、俺のよーな
宙ぶらりんの立場の人間にとっては、
とても、面白かった。
特に、
俺が読みたかったのは、
宮部みゆきさんの考え方であった。
詳細は省くが、
さすが、日本を代表するベストセラー作家、
冷静に、そして、バランス感覚よく、
電子書籍を分析していらした。
出版社目線なので、
読者に関係ないことも多く見受けられたし、
どのメディアを選ぶかは、
読者の自由であるからして、
なんとも言えん。
ただ、
本書にも書いてあったが、
これまでも、
「電子書籍らしきもの」は
日本で何度も発売されてきたよな。
俺が覚えているのは、
テニスの伊達公子選手が、
なんか、
田舎の田園の中を走る、
列車の中で、
「電子書籍らしいもの」
を読むCMである。
そのときも、
あたかも、「革命」みたいな、
感じの「あおり」だったね。
で、残念ながら、
「革命」は起きんかった。
いや、誤解なきよーに、
言うが、
俺は、どっちでもいい。
ただ、
「ビバ電子書籍」という風潮は
大嫌いだし、
本書で指摘していた
「普段、本を買わない人が、
電子書籍で半額になったからといって
本を買うとは思えない」
というのは正解だとおもった。
価格のことだけ考えれば、
どんな新刊でも、
発売日には、
ブックオフとかに、
定価以下で並んでいる。
だからと言って、
ブックオフに行列が出来ているなんて話、
聞いたことねーもんな。
音楽だろーが、
映画だろーが、
作品そのものが、
つまんなきゃ、
どんなメディアで売っても売れねーよなぁ。
どんなもんかね。
それが、今日の時点での感想。