駅向こうのリサイクル屋で
150円で買った。
『伝説のチャンピオン ~アブソリュート・グレイテスト』
フレディ・マーキュリーが、
その生涯をかけてつくり、
歌った珠玉の曲の数々が、
150円。
世の中とは、
存外にそんなものなのかもしれない。
俺は世の中に期待しすぎているのかも
しれない。
俺が、クイーンの曲を初めて聴いたのは、
中学生の頃、
確か『Somebody To Love 』だったとおもう。
当時、KISS、エアロスミス、クイーンが、
「ロック御三家」なんつって呼ばれていた。
もう、米英ごちゃ混ぜだけどな。
KISSは最初から、オリジナル感満載だったが、
クイーンとエアロは、
ストーンズのコピーバンドみたいだった。
フレディとスティーヴン・タイラーは、
ミック・ジャガーそっくりだった。
ミックが、
「あの俺のモノマネしてるやろーは誰だ?
可愛がってやろーか、それともそのでっかい口に
ゲンコツぶち込んでやろーか!」
なんて、いかにもミックらしいことを
インタビューで言っていた。
スティーヴンは、
その後もジョー・ペリーとともに、
ストーンズ・フォローをし続けたけど、
フレディは、すぐにミック・スタイルをやめ、
マッチョ系になった。
それはそれで、多少の違和感があったけどね。
俺は、クイーンの中では、
最初に聴いた
『Somebody To Love 』
と
『I WANT TO BREAK FREE』
が好きだ。
『手をとりあって』
も好きだ。
これらは
フレディが、
託したものだからだ。
「人と人とが、性別や人種なんか関係なく、
愛し合える世界になってほしい。
そんな自由な世界になってほしい」
フレディがなくなってだいぶ経つけど、
そんな世界になっているのだろーか?
頑張らねば、
何かしなければ、
と、おもう。
亡くなった人が託した「夢」を裏切ることはできない。
だけど、現実は150円。
ごめんなさい、フレディ。
世の中は、俺の期待とは裏腹に、
まだずっと厳しいみたいなんだ。
俺は
『ボヘミアン・ラプソディ』の一節、
「さようなら、みんな、僕は行かなきゃけいないんだ。
みんなの居る場所から旅立ち、
真実と向かい合うために」
を聴く度に、
涙が出てくる。
頑張らねば。
