「スピーディでスマート」
である。
先ほど紹介したばかりだが、
平均的人間の歩行速度より、
俺の全速力は遅いのである。
そんな俺に、スピーディを求めるのは、
ありえないぐらい間違っている。
俺は、のろまな亀である。
ここからは、正味な話。
「スマート」というのは、
日本では、スリムとか、
こざっぱりしているとか、
そーいう使い方をするが、
英語のわかる外国人には、
「あなたはスマートですね」
とは、言わないほーがいい。
なんとなれば、
「スマート」は一般に、
如才ないとか、
ずるがしこいとか、
あまりいい意味で使われることが
ないからである。
「あなたはスマートですね」
と、たどたどしい英語で
半笑いの日本人に言われたら、
その外人はぶちぎれて、
「肉の万世」で、
次々と牛肉のパックを破り、
生肉を口にくわえ、
銀座のアップルストアに突入するだろー。
それと同様に、
「ナイーヴ」という言葉がある。
日本語的英語では、
繊細、とか性根が優しいとかいう意味で
使われることが多いが、
これまた、要注意である。
通常、英語のわかる外国人の間では、
スマート同様、あまりいい意味では使用されない。
即ち、
世知知らず、バカ、あんぽんたん、
思慮浅き哀れ人という意味であり、
かなり「ヴェイカント」に近い、
内容である。
「あなたはナイーヴですね」
と、たどたどしい英語で
半笑いの日本人に言われたら、
その外人はぶちぎれて、
「平田牧場」で、
次々ととんかつを揚げ、
生キャベツを口にくわえ、
銀座のアップルストアに突入するだろー。
ただし、グーテン・モルゲンは、
全世界の人々から歓迎されるので、
どんどん使用したほーがいい。