「パッとしない週末」の一環として、

内戦が勃発した。


ことの発端は、

いつ何時でも観られるよーに、と、

俺がそこかしこに、地雷の如く埋めた、

エロビデオの収納問題である。


なるほど、妻をして怒らせるには、

十分すぎるほど、ゲリラ的に、配置してあった。

要は、ひとつ所にまとめて、

かたずけろということである。


いかんせん、内戦のテーマは、

「エロビデオの収納」である。

俺の抵抗は虚しく宙をさまよった。


まあ、俺が悪いのである。

俺は昨日、昏睡状態に陥ったが、

その最中、エロビデオの収納について考えていた。


瀕死で朦朧とする意識の中、

今生、最後に俺の脳ミソを駆け巡った話題が、

エロビデオの収納問題になるのは、

いやだなぁ、と思い、反省しながら、

今朝、奇跡の生還を果たした。


それらにしてもなんだな。

家庭の問題として、

通常、深刻な内戦が勃発するのは、

強烈なところでは、

暴力、浮気、借金。

軽くても、ギャンブル、酒などである。

それが、俺は

「エロビデオの収納」。


これは男として、人として、

どーかな、と思う。

上記に挙げた、

暴力、浮気、借金、ギャンブル、酒などのほうが、

原因として収まりがいい分、

至極まともなよーな気がする。


「男が女を愛するとき」

という歌があったな。

When a man loves a woman・・・。

「男が女に叱られるとき」

それは、エロビデオの収納。


そー言えば、内戦中、

亀が暴れていた。

妻が

「少し、静かにしなさい !」

と、亀を叱ると、亀はおとなしくなった。

たまげた。

亀は、とんだとばっちりを受けたのである。

申し訳ない。