この2、3日、
やっと、夜泣き、ぐずり、疳の虫がおさまった、
森オッサンの俺である。
ところが、
今度は、別の想念が湧いてきて困っている。
すなわち、
「寝て起きると、明日になるのでヤダな」
という、問題である。
まるで、テスト前の中学生のような心境で、
床についている。
ノー・フューチャーである。
「パンク睡眠」である。
自己分析を試みると、
俺という森オッサンは、
「今日という日を満喫、ないし全うできなかったがため、
無念な気持ちを現世に留めおきたい」
という、深層心理の描写である。
怨霊のよーな心境である。
こんなことを言うと、
「あなたの人生をコーディネートする
ライフ・カウンセラー」的な人から、
「では、今日を一所懸命に生きることから、
始めましょうね、ゴトーちゃん」
と、優しくお声がけされるかもしれない。
「しかし、そんなに毎日毎日、
一所懸命には生きられんよ、先生」
なぜなら、今日という日は、
昨晩、今日になるのが、
イヤでイヤでたまらなかった日だからである。
いわば、「親の仇」である。
そんなものに対して、
一所懸命になれる道理がない。
俺は、日がな、「一所懸命」と闘っておる。
押し寄せる「一所懸命の高波」。
俺は、「一所懸命に抵抗」する。
そーして、くたびれ果てた俺は、
毎晩、床につき、
パンク睡眠をする。
「アナーキー・イン・ザ・布団」である。