「誘惑に負ける」

だそーだ。


俺は誘惑に弱い男である。

誘惑に勝った試しがない。


思えば、俺の半生、

「誘惑に負けてばかり」であった。


誘惑に負けて、魅惑のチキルームに行ったり、

誘惑に負けて、五家宝を買い続けたり、

誘惑に負けて、エロビデオを見続けたり、

誘惑に負けて、オウン・ゴールを決めたり、

誘惑に負けて、野球賭博をやったり、

誘惑に負けて、福島を罷免したり、

誘惑に負けて、木村カエラと結婚したり、

そんなことばかりやってきた。


今となってはすべて、

いい思い出である。


これからも誘惑に負け続けるであろー。


今際の布団の中、

俺は、

「ああ、俺の人生誘惑に負け続けてきた人生であったな」

と、シミジミし、

「しかし、女性に誘惑されんかったな」

と、己のモテなさ加減を恨みながら、

絶命するであろー。


絶命した俺は、

「誘惑の鬼神」と化し、

成仏せずに、現世に留まり

手招きしながら、

ダイエット中の女子高生に、

五家宝を食わせたり、

スペースマウンテンに並んでいる

女子高生を

魅惑のチキルームに案内したり、

岡田ジャパンにオウン・ゴールを決めさせたりするであろー。


そんな死後の世界の人生設計を考える日になるであろー。