あちこちにドッグランができているらしい。

いいことだ、ペットは広いところで遊ばせるのが何よりだ。


しかし、それは、あくまで広い土地があってのこと。

狭い土地だと人間にとってもワンちゃんにとってもよろしくない。


何年か前の区議会議員選挙で

「世田谷の道沿いにドッグランを作ります」

と、公約に掲げた馬鹿がいた。


俺は選挙公報に向かって

「お前は犬公方気取りか !」

と、ツッコミを思わずいれてしまった。


タダでさえ、ラビリンスのような世田谷の道に、

どーやったらドッグランを作られるのか?

子供も、お年よりも、からだの不自由な人も、

やっとこさ、危ない思いをして、

歩行しているというのに。


「ドッグランを作ります」

なんつーこというと聞こえがいいと思ったのだろー。

馬鹿な野郎だった。

その理由も無茶苦茶だった。

「近年、心の癒しのために、

ワンちゃんを飼育する人が世田谷でも増えています。

ドッグランあれば、そんなワンちゃんのストレスも一気に解消!」

という主旨だった。


大体、心の癒しで皆、ペットを飼うと決め付けるのも乱暴だし、

ワンちゃんのストレスも大事だが、

飼い主のストレスのほうがもっと深刻なのである。


その野郎が当選したかどーかは忘れた。


しかし、そいつの思惑とは全く関係なく、

広い場所にドッグランが増えているのはいいことだと思う。