今頃押尾は、

前もって作っておいた、

房の中のトイレットペーパーの

ちっさな兜を、

頭の上にちょこんと乗せているはずだ。


そして

「柱の傷は一昨年の~音譜

の替え歌、

「心の傷はドラッグの~音譜

と、囁くよーに歌っているはずだ。


そもそも、

押尾にとって、

「子供」

とは何か ?


それは

たぶん

実の息子ではなく

水子たちである。