キース・リチャーズは、

いつもこう言う。

「俺の墓碑銘には"ブルーズを伝えた"とだけ書いてほしい」

「俺は何者でもない。ただ、ブルーズを伝えているだけだ」



誰かの何かを受け継ぎ、

それを次の時代に伝えていくこと。

これが、ブルーズの核心だ。



ロバート・ジョンソンが

100年ぐらい前、

12小節の曲をつくった。



でも、それはボビーが

何もないところから創作したのではない。

グレート・アフリカからずっとつながってきたものだ。



そして、俺たちは、

極東でブルーズを繋いでいく。

音楽という形だけではなく、

文学、絵画、すべての創作物として。



邪魔するものは蹴散らす。



ブルーズは誰にも止められない。

ボビーがクロスロードで、

悪魔に魂を売ったときから、

ブルーズは誰にも止めることができなくなった。