考えてみれば、

タイガーは、

セックスしただけである。

もし、誰かを傷つけたとしたら、

家族のみ。

まあ、あのキッツイ嫁が

傷心したかどーかすら

疑わしいけどな。

もちろん、

お相手のねーちゃんたちは

ただ気持ちよかっただけである。


では何故、

あんな責め苦をうけなければならなかったのか。

そこにアメリカの病巣がある。

もちろん、

白人社会から

「やっぱりブラックはアニマルだ」

と、揶揄されることもそーだが、

ブラック・ナショナリズムからの

バッシングのほうが大きい、と思う。

曰く

「タイガーは、ブラックのお手本だった。

それなのに、白人からアニマル呼ばわり

されることをするなんて」

ちゅーことである。


背景には、

アメリカのキリスト教文化がある。

つまり、人が宇宙ステーションで暮らしたり、

クローンでなんでも作り出せるよーな、

(いいか悪いかは別として)

世の中に自らしているくせに、

「万物は神が創りし給う」

を、心の底から信じている

アメリカ人の半数の人々の

倫理観が

タイガーの問題をここまで大きくした。


もう一度言う。

タイガーはセックスしただけ。


マイケル・ジャクソンと同じ苦しみを

いつまで与え続けるつもりなのだろう。