さて、

房のトイレットペーパーを

使って、ホワイトデーのお返しに、

「手作りミサンガ」を

1000もつくってしまった押尾。


今度は、それを

一つ一つ丁寧に梱包し、

送らなくてはならない。


梱包作業は、

今日、新しくお友達になる予定の、

シーシェパードのやつが、

気をきかせて、

手伝ってくれるだろー。

「押尾如きを助けられないのなら、

賢い鯨を守ることなんて出来やしねー」

という高い理想と崇高な理念に基づいて。


メール便の数が、

尋常な量じゃなくなるだろー。

集荷に来てもらわなければいけない。


そして、押尾は、

保釈時と同様、

宅配の人に向かって

「今回は、ご迷惑をかけて、

どうも、しゅみましぇんでした」

とサンダル履きで、

深々と御礼を言うに違いない。


すでに、

梱包作業を手伝い、

すっかりお友達になった

シーシェーパードの奴も

押尾につられて、

「プリーズ、センド・ヒズ・パーセルズ」

と深々と頭を下げてしまう。


押尾と、シーシェパードの奴は、そーいう男たちなのだ、と思う。