ゴトーアキオとTURTLEHAZE (タートルヘイズ)

大阪で姉妹二人を殺し、

死刑になったあんちゃんの

生い立ちから死刑に至るまでを、

ノンフィクション・ノベルとして、

わかりやすくまとめた秀作である。


このあんちゃんのことについて書かれた本は

たくさんあるが、

これはさすがに

「第15回小学館ノンフィクション大賞優秀作」

を獲っただけのことはある。


近年、わけのわからない殺人が増えているよーに思う。

本作でも取り上げているように

大阪のあんちゃんは

「アスペルガー症候群」

という性質があった。


おそらく、

不可解な事件の背景には、

アスペルガー症候群だけでなく、

様々な病気や性癖が隠されているに違いない。


例えば、

「小児性愛」

という性癖がある。

しかし、これは、突き詰めれば

「深刻な精神疾患」である。


「老人性愛」

はお互い大人なので勝手やればいいと思うが、

「小児性愛」を実行すると

どこの世界でも犯罪者になる。

例えば、奈良の事件のように。

犯罪者すれすれのところで、

もがき苦しんでいる人が大勢いると思う。


国は、そーした人々に対してケアをしなくてはいけない。

一線を越えないように。

「児童ポルノ」

をいくら取り締まっても、

病気に苦しむ人を犯罪者にしない努力をしなければ、

子供たちも危ういのである。


しっかりせーよ!

民主党と役人よー。