東京は、

もう春の陽気である。

しかし、明日はまた寒くなるらしい。

なので、体調が優れず、

午前中は床に臥していた。


ところが、

どーしても銀行に行かねば行けない

用事があったので、

駅前に奮起して出かけた。

用事を済ませないと、

ハイエナのような銀行に、

いいよーにやられてしまうからである。

全く、銀行というものは恐ろしい。


恐ろしい銀行の用事を

無事済ませたので、

陽気に誘われて、

商店街をぶらぶらしてみた。

いろいろ、それなりに収穫があった。


中でも、行きつけの古書店で、

いい本を見つけた。

『性生活報告』(サン出版)

平成七年新春特大号である。

少し書き込みがあったので、

300円を100円にまけてもらった。



ゴトーアキオとTURTLEHAZE (タートルヘイズ)

こんな感じ。

この雑誌の素晴らしいところは、

(まあ、皆さんご存知かとも思うが・・・)、

編集部が

「新生活研究会」

という斬新な会を主宰していて、

その会員が、

「リポート」と称する、

ご自身のセックス・ライフを

投稿してくるのである。

それも、

どちらかというとご年配の方々。

60代、70代当たり前。

中には80過ぎの

「大先輩」も投稿していらっしゃる。

それも男性だけではなく、

女性会員も多い。


俺などがエロを語るのは

100年早い。

俺などはベイビーちゃんだ。

バブバブだ。


さて、新春号ということで

付録も盛りだくさん。

「四拾八手図録」

とか

「日本全国おまんこ分布図」

とか豪華企画が目白押し。


勘違いしないでいただきたいのは、

ただのエロではなく、

「文化としての性」

或いは

「老後の性」

について真剣に取り組んでいることである。


そして、出版不況の現在でも、

休刊などせず、

毎月発行していることに

同業者として頭が下がるのである。