女子中学生の会話に驚きながら、

電車を乗り換え、席についた。

隣には、アラサーぐらいの、

OLないし若奥様といった感じの、

女性が座っていた。

要するに普通の女性だ。

その人は本を熱心に読んでいた。


職業柄、人がどんな本を読んでいるのか、

とても気になる。

その人はブックカバーをしていたので、

タイトルはわからなかった。

が、しかし、一瞬、俺の目に飛び込んできた

センテンスがあった。

「そして、二人はペッティングした 」

完全なるエロ小説である。


その人の佇まいと「ペッティング」というエロ・フレーズが、

全然マッチしていない。

( それにしても、どこの偉い先生が書いたのか知らんが、

今どき「 ペッティング 」ってよー)

その女性の人差し指には、

トルマリンがセットされた、

「慶應義塾大学のカレッジリング」がはめられていた。


金曜日の夕方。表参道。

デートでもするのだろーか。

その前にエロ小説でアゲアゲになろうという算段か。


インテリほどエロイな。