マーラーの交響曲3番には
重要なソロがあります
モーツァルトのレクイエムにも
有名なソロがあります
どちらも、宗教的な意味も含んだメロディーですが
音楽的な音色とフレーズはちょっと違ったものがあります
特に、音色感は、時代も違うことがありますが
ずいぶん違うようです
モーツァルトのレクイエムのソロは
「最後の審判のラッパは鳴り響く」
と言うとても厳しいものです
しかし、音色感は、マーラーに比べると響きの乗った天国的音色が要求されます
モーツァルトの音色です
マーラーのそれは低音の大きさと太さ強さ、全てを強く要求してきます
テナートロンボーンの限界の音色の厳しさが要求されます
どの演奏を聴いても音色がマーラーの要求には叶っていないように聴こえます
強い表現に耐えられず低音の音の割れや中音の音程の不安定さが目立っています
しっかりとした呼吸の安定さが求められるフレーズです
「一の呼吸」と「二の呼吸」のバランスが取れたアイソメトリック的安定感が必須です
この方法によって安定した表現が可能となります
皆さんぜひ試してみてください
