今日お会いした方と、クラークモデルについて話したので確認の為に調べて見ました。
クラークモデルとはメトロポリタンで演奏しジュリアードで教鞭をとった、Ernest H. Clarkeがバックに作らせたプライベートモデルのトロンボーンのマウスピースです。後に”6 1/2 “という品番で世界中で使われる様になり、世界で最も売れたマウスピースです。アメリカはもちろん、ドイツ フランス イギリス 日本等マウスピースのメーカーはこぞってこのモデルのコピーを作成し、世界標準のマウスピースとなりました。
今日お会いしたかたは、クラークモデルはコーンでも作っていて、そのコピーがバックで作られたような話をしていましたが、私の情報とは違うので調べ直して見ました。コーンのカタログらしき物に、モデルにA.Clarke モデルがあります。
ベークライトモデル
勝利者モデル
そして
そして
プライベートモデルの名前が並んでいます。
A. Clarkeとありますので、Ernest H. Clarkeのモデルではありませんね。
Ernest H. Clarkeは2年間スーザバンド
に在籍しました。Souza Bandに在籍したClark さんは、下記の二人の様です。
Ernest H. Clarke, trombone, 1915-16; Herbert L. Clarke, cornet, 1893, 1899-1901, 1904-17;
A. Clarkeさんの素性がわかりません。以前にも調べた事が有るのですが、ネット上ではデータが見つかりませんでした。
今回のSouza Bandのデータの在籍期間からErnest H. Clarkeは有名なHerbert L. Clarkeの弟であるらしい事が判明しました。今まではbrotherという表記で、兄か弟かわからなかったのですが、スッキリしました。
クラークモデルは
当時としては、大きめの
1インチの口径
Aカップ
大きなシンフォニースロート
を特徴としました
Herbert L. Clarkeの影響だと聞いています😊