「一の呼吸」で使うポイントは

主にpos3とpos4とpos6

 

強い音はpos3で全ての音域をカバーします

音量によって使い分けます

pos3bはmp〜mf pos3aはmf〜ff

 

弱い音はpos4で全ての音量をカバーします

音域によって使い分けます

pos4bは中低音 pos4aは高音

 

pos6はとても立派な音色を作ることができます

後述のpos2から移行することができます

究極の男前サウンドが小気味良いポジションです

 

 

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「二の呼吸」

で使うポイントは

主にpos1とpos2とpos5

 

pos2は「二の呼吸」の最も基本的なポジションです

音は落ち着きのある芯のはっきりとした立派な音です

いわゆるSitzen(ズィッツェン)した音です

全ての音域で有効なポジションです

 

pos1は使い方によってはとても便利なポジションです

少量の息で音が出ますので体力の温存ができます

反面、息を多く吹き込むと詰まってしまって苦しい吹き方になります

バズイング奏法や細かいフレースにも使えます

サブトーンで息を思いっきり逃がしながら吹くときにも使うポジションです

体の小さい女性や肺活量の少ない人が長い音を吹きたいときにも便利なポジションです

 

pos5は超高音で使います

呼吸も胸郭を絞った強力な集中を必要とします

ファーガソンやサンドヴァルの「チーーン!」というような鈴の音のようなダブルハイの音域で特別に使います

普通のハイトーンで使うと「ビャーーッ!」という品の無い音になります

 

 

以上整理してみましたが、実際の演奏では曲想に応じて複数のポジションを移行しながら使います

 

「一の呼吸のポジション」は息をたくさん消費します

それに対して

「二の呼吸のポジション」は息が詰まります

この特徴を理解するとどのフレーズでどの吹き方をするかが理解できると思います

 

pos1で息が増えると自然にpos3に移行します

pos2で息が増えると自然にpos6に移行します

pos4は蓋をするようクレッシシェンドしてpos3とpos6

に移行できます

pos5は移行というよりいきなり入ることが多いようです

 

アンブシュアとシラブルの関係はまた次回に(^-^)