金管楽器が初めての人にはやはり「バズイング」の練習から入るのがいいと思います。

いきなり大きな楽器を持つのは大変です。トランペットでさえ小中学生にとってはとても大きくて、正しく持つのは大変です。

 

「バズイング」には「マジックバズ」などの補助器具があると、とても有効です。「口で音を変えることができる」と楽器への興味とモチベーションが高まって来ます。「早く先輩みたいに吹きたい」という思いは、「喜びを持った練習」への導入となります。

 

この気持ちが最も大切なものなのです。マウスピースを大事にし、清潔に保つこともここで覚えなければなりません。できたらマウスピースは個人持ちで始めるのがいいと思います。

 

バズイングは最初はチューニングBの近くで出やすい音から始めます。

 

*各自出やすい音が見つかったら2拍4拍と長く伸ばせるようにします

*次にその上下に音程をつけて見ます

*幾つか音が出たらそれをつなげて簡単な曲を吹いてみます

例えば「ミッキーマウスマーチ」とか「ドレミの歌」とかです

*金管楽器を担当する前にピアノやヴァイオリンなどの経験がある子は良いのですが、初めて器楽を経験する子はソルフェージュの訓練を「バズイング」で経験すると、のちの担当楽器での進歩が早いようです。

 

*何日かしてある程度音が出たら、音階練習や3度練習など行うと良いでしょう。

 

ある程度「バズイング」ができたら、すぐに楽器をつけてみます。楽器から出る良い音にみんな大きな喜びを感じることでしょう。