芸術とは
「感覚・感情・想い・意思・心・イメージ」などを
「思いの中から」とか「天上界から」とか「心の奥底から」発して
この世の
「現実世界に表現する」
ものです。
技術とは
「何らかの意味で、自分を他の基準に合わせる方法」
です。
このことをもっと早く知っていたら、余計な苦労をしなくて済んだものを・・・
板をまっすぐ削る 釘を等間隔に打つ ラーメンの塩加減を絶妙に整える
モーツアルトの音色とストラビンスキーの音色を使い分ける
どの楽器でも
「いい音を出す」ということは、
「時代と地方に合った音色」
を意識して出すと言うことです。
「音程を良くする」ということは
自分の周りの音程の的確なところに
音を修正することです。
メロディーを担当している人は
ハーモニーの中でどの位置にとれば
美しいか
どの程度派手にするか、
メロディーの主張と全体との調和を
時代と演奏される場所を考慮して
判断していきます。
バスを担当する人はメロディーのイメージを意識しながら
和音の進行を感じ、
音楽の進行の骨組みを
リズムやテンポの面からも任されます。
中声の人はバスを基本にメロディーのが演奏しやすいように
調整役となります。
このことは、曲が進む中で本能的に切り替わるようにできます。
それを才能でできる人がいます。
でも、普通の人は経験と訓練で培っていくのです。
若い時にプロの現場に出た時に一番戸惑うのはこのことです。
百戦錬磨のおじさんたちの中で自分のパートもやばいのに
周りとも合わせながら、音楽の進行を邪魔しないようにするのは
至難の技です。
しかも、練習はほとんどなしで本番。
トロンボーンの大事なところは1〜2回しかやってもらえません。
一度で吹けないと大恥をかきます。
「上手く吹けなくていいけど、足は出すな」と言われます。
本当に怖いものです。
奏法なんて考えている暇はありません。