タンギングの話が続きますが、この問題は実は、アンタッチャブルな事柄なのです
速くできる人にとってはなんでもないでしょうが、遅い人にとっては死活問題で、苦しみもがいて居ます
有名な日本人の奏者でもとても苦労している人がたくさん居ます
外人の有名どころでは……いえませんが
J.Aさん G.Mさん J.Fさん はかなり苦労されて居ます 秘密です
B.Wさんはシングルタンギングの遅さから、あの「Deedleタンギング」を編み出してジャズトロンボーンの歴史を変えてしまったのです
「Deedleタンギング」についてはまた触れますがレガートの急速なフレーズでとても有効なタンギングです
M.Bさん J.RさんI.Bさん C.Lさんはビックリする程速いです
速ければ良いというものではありませんが、速いに越した事はありません
ーーーーーー
高速タンギングは「ポジション1」に当てながら息を逃してたくさん消費する技術が要ります
「ポジション1」は効率のポイントですから基本的に息の消費量が極小となります
そのポイントで息を逃してたくさん消費させるのです
「ポジション3」に逃げるとできません
低音では「ポジション2」に移行します
「ポジション1と2を使う」と言うことは、息は自動的に「二の呼吸」となっています
呼吸と「ボイシングポイント」を関連付けて理解することが大事です
そして、これが自然に「フレーズによって」使い分けられる様に練習をして行きます
これが基礎練習の真の意味です
「凡事徹底」
基礎的な普通のことを徹底して練習し、その練習の積み重ねが技術の進歩には欠かせないことである