いよいよ「二の呼吸」
これまでの「一の呼吸」を練習していると、フレーズによっては自然に体の上部から下方向への押し返しを感じることが有ります。これが「二の呼吸」への入り口です😊z
椅子に腰かけてリラックスします。
二の呼吸の吸気:
2・3度お腹を動かして息を吹き出しだ後、息が下におりた状態で、鼻から息を吸って胸郭を開いて吸気します。慣れてきたら、肩も上げて上半身全体空気を満たすことも有ります。呼吸の後半では口も喉もフルオープンになります。
二の呼吸の呼気:
上に向かったベクトルは「胸郭の下辺」に向けて方向を変え体の真ん中で拮抗して息の土台となります。最初は「みぞおち」で、次に「横の腹」で、そして「腰で」。最後に丸く全体で支える様に練習します。手を当てて「ポンポン」押し返す様に練習します。無声子音の「S」で行います。
この二つの呼吸法は、「純粋呼気」と「対応運動」として説明されることも有ります。
実際の演奏では、フレーズに応じて適切な息の使い方が有りますが、
🍀基本的には「一の呼吸」を学び
🍀その上に「二の呼吸」の方法を覚えます。
吹奏楽のマーチなどで使う金管楽器の演奏ではほとんどが「二の呼吸」で演奏することができます。
オーケストラの演奏や、吹奏楽でも最近の曲では弱音で「一の呼吸」の変化形を使うことがあります。191で取り上げた方法です😊
「一の呼吸」を合奏で使うのは難しい時があります。音は「あとぶくれ」し易いし「安定感」も不足し易いのです。但し、ソロに於いての表現力は素晴らしいものがあります😆
このように「二の呼吸」は安定した演奏には素晴らしい結果をもたらすのですが、その前提として「一の呼吸」がある事を忘れると、調子は明らかに悪くなります。
「純粋呼気」の大切さは肝に銘じておく事が大切です😎😎😎😎😎😎😎