ちょっと息切れ気味の

「スペース奏法」

できていることを言葉にすると今度は言葉に縛られる。

昔、仕事を始めた頃、あるオーケストラで、とても威張っている人がいました。とても上手で耳もよく、指揮者も一目置いている方でした。その人はいつも周りの人に『高い!高い!』とピッチの事を注意していました。ご存知の方も多いと思いますが、プロのオケでは「人より早く出てはいけない」「人より高く吹いてはいけない」と言われます。その人は周りにずっと『高い!高い!』とピッチの事を言い続けて、自分を縛ったのでしょうか、音がまっすぐ出なくなりました。肉体的な問題と思っていたようですが、自分で自分を壊していったように見えました。

言葉で理解できることは、本当に素晴らしいことです。

イメージは体に伝わり仕事をします。

行われた仕事は体と脳に蓄積され、技術となります。

赤ちゃんがおっぱいに吸い付き母乳を飲むことができるようになるのはすごい学習です。

歯が生えてくる時にバズイングをすることは思いもよらない工夫ですが

全員やります。

そして、言葉があるともっと複雑なことが記憶できます。

でも、言葉で縛られるととても危ないことが始まります。

嫌い嫌いと言っているとどんどん嫌いになります。

好き好きと言っているとどんどん好きになります。

『言葉の力を利用することです』