昨日のサンクトを聴いて思いました。音楽は想いである。大きな音楽の想いが集まってオーケストラと言う音の流れが生まれる。伝統とエネルギーが渦を巻いている。ずっと同じオケを聴き続けていると、その変化も面白い。レニングラード時代の低弦の深く重厚な、なんとも言えない質感はどこかへ行ってしまった。
コンバスのレビンソンがニューヨークフィルに移籍して、その後のシーラさんが引退してしまって、低弦の魂はどこかへ行ってしまった。若い人のせいでは無いとは思うのですが、偉大な奏者がオケ全体を支えているのを感じます。