とても有名なバック社の61/2ALは工房がニューヨークのマウント・ヴァーノンに移った頃に製造が始まりました。はっきりした資料はありませんが、市販の大量生産のトロンボーンのマウスピースとしては最も成功した物のひとつでしょう。
現代でも大きく豊かな音色を求められるオーケストラの奏者から、微妙なニュアンスを大事にするソロワーク、スモールボアのジャズトロンボーンまで広いジャンルで使われています。
奏者の吹き方でいろいろな音が出て幅広い表現ができますが、反面、シッカリしたイメージが無いと何だか吹きにくくなってくる事があります。
色々なマウスピースを100個以上渡り歩いて結局は戻って来るマウスピースでもあります。