テナートロンボーンで、今流行りの大きめマウスピースは、音の豊かさと安定感を求める吹きかたには、とても良いのですが、アンブシュアと音色に危険があることは皆さん指摘されるところです。
初心者は大体1インチ口径のもので始めます。このサイズはとても取っつき安く吹きやすいですが、好みが出てくると、ジャズ系の人は小さく、バストロンボーンの人は大きくして行きます。オーケストラや吹奏楽で、より豊かな中低音を要求されると、テナートロンボーンでも、大きな口径に移行して行きます。
前回書いた、アメリカンスクールの楽器のチョイスです。第2次世界大戦後にこの傾向は起こりました。1900年代の初頭からアメリカで大きく発展したConnという管楽器メーカーは、この事に大きく貢献しました。