最近、やたら「難しい理論」とか反対にめちゃくちゃ「ものわかりの良い指導者」の意見が幅を利かせて、発信数の多さで影響を大きく持ってきているようで少し心配をしています。
 理論家の皆さんにお願いしたいのは「小学校5年生でもわかるように書いて欲しい」ということです。確かに探求していく過程で、複雑になるのはわかりますが、学問ではなく体をコントロールする方法を教えるのですから、教える側の理屈では効果は出ません。

 理論は、体にわかるように平易な文章で書いて欲しいと思います。実はこれが本当に難しいのです。論文というのはわざと難解に書くものだそうです。難しく書かないと評価されないという習慣があるかのようです。一文を長くするとそれらしく見えてきます。
 研究者が血の出るほどの研究をして、それを何事もなかったかのように「簡単な一言」で教える。これが究極の姿のように思います。
 昔から言われている「吹いちゃダメですよ」とか「息の支え」とかが至極の姿でしょうか。

 反対に生徒がどう思うかだけで進めていって「自分たちで判断しなさい」というスタンスの指導者。結局何も教えていない人。「正しいこと」と「正しくないこと」は教えなければいけないと思います。

 究極は何も言わずに譜面を書く。吹いただけでうまくなる教本!
これについてはアーバンがすごいですね。最初からとばさずに吹いただけで、基本的な呼吸法も、音の伸びも、タンギングの方法も他のことも、ほとんどの要素が綺麗に整って楽器を吹くのが楽になっていきます。トランペットの人は本当に幸せだと思います。
 こちらからダウンロードできます。
http://arbanmethod.com/free-pdf-download-of-arban-method/
11番から丁寧にやると効果がてきめんですv(^^)v
pdfになっているので、スマホに入れて持って歩けますv(^^)v
他の金管でも絶大な効果があります。実は打楽器の教本にも影響を与えているようです。