緑 はじめです
小説「龍神の雨」道尾秀介著を読みました。
一言、悲しいです。
降り続く雨が悲しさを助長していたかもしれません。
19歳の兄と中3の妹、中2の兄と小5の弟、2組の兄弟が偶然絡み合う内容です。
ここから若干ネタバレです
誤解から生まれる殺意、でも誤解されてしまう行動。
誤解がなければこんなことにならなかったのにと思い、悲しくなります。
またド素人が偉そうなことを書いてしまいますが、心理的な描写がとても丁寧な作家さんですね。
特に中2の兄の難しいお年頃の表情や気迫、小5の弟の怯えたり揺れ動いたりする気持ちがじわじわと伝わってきました。
本当に偉そうなことを書いてしまい、申し訳ありません。