怒り心頭で帰って来たチビ。

聞けば また

チビの お友達に チビチビが

粗そう をしたらしく

チビが お友達に文句言われたらしい。


俺は何も悪くないとに

あいつ 出ていけ!!


と。


あー そだね

腹立つよね それは。

と なだめるも

ママに俺の気持ちとか分からん!!

うんたらかんたら。

思いっきり とばっちりな母ちゃん。


どうしたものか。


でもね…

と チビチビの 性質を話すも

逆効果。


何でいつも 遼だけ怒らんと!!

と 更に怒りが増すことに。


いや 母ちゃんは 同じように育ててるつもり

むしろ 多分 チビチビの方が

倍は 怒られてるはず。


でも 彼の目には

チビチビばかりを

甘やかしているように

見えるらしい。


まだ帰って来ないチビチビ。


帰ってきても 鍵を開けるな

との事。

絶対 叩く

との事。


チビチビを理解してやれと

口で言いながら


いや そうじゃない

それじゃ チビがかわいそう


と 思い直した私は


いいよ あんたの思う通りにしなさい

ただ 怪我させる事は許さない

それから 叩くなら外でして

隣に迷惑かかる


と だけ伝える。


間もなく チビチビ帰宅

ピンポーンと鳴らすも

誰も出ない。


いつもなら

あけてー!と ドンドンドアを叩くが

何かを察したらしい

鳴らすばかりで 暴れず。


そのうち

気になり始めたチビが

玄関に出て鍵を開け

チビチビに怒りをぶつける。


いつもなら即行

グーパンチ

なんだけれども

あれ?叩いてない。

ガーッ 言った後に

明日 謝っとけよ!!

と 〆の一言が入った。


やっと 家に入れたチビチビは

部屋から 出て来ず。

ご飯が出来たので

チビに 呼んできて と頼むと

お前何しょっとかやん

と聞こえ

また喧嘩かー?と思い見に行くと

チビチビ 暗い部屋にて

正座中。


はんせい

とのこと。


一件落着。


母ちゃんは この課題に

ずっと 悩まされてる。


障がいを持つ弟と その兄 の関係に。


障がいがあるから

大目にみてね 。


そうじゃない

でも 理解が必要な時も

どうしてもあるんです。


チビに

チビチビは なんで 仲良し学級か分かる?

と 聞いた時

頭が悪いけん

と 返ってきた。


まだ 理解は出来ない…か。


遼のせいで!!


チビの口から 何度この言葉を聞いたかな。


うん 分かるよ 分かる

分かるけど 弟なんだよ あんたの。


それは変えようのない事で

でも そのお陰で

あんたは 多くを学ぶし

優しくなれるはずなんだ。


でも まだ分からんよね

大人の母ちゃんだって

くっそー って思うことあるもん。


難しいね。


でも遠い将来

こいつが 俺の弟で良かった

と 思ってくれたら 母ちゃん嬉しいなー。


何事も試練た

と じぃちゃんは言うにちがいない。。