Dear...

Dear...

絵葉書が大好き。
行く先々で手に入れた葉書は千枚以上。
Postcrossingで遠い国へと旅立つ葉書。
文通サイトで募集した受取人の方々の元へと旅立つ葉書。
今日は誰に書こうかな。

Amebaでブログを始めよう!


この絵葉書はイギリスのエイヴォン(Avon)にあるバース(Bath)のロイヤル・クレッセント(Royal Cressent)という通りを描いたものです。
私は英国を訪れる度にわずかな余暇をやりくりしてこの街を訪れました。

以前も書きましたがこの街にはローマ時代の浴場遺跡があり、ヴィクトリア時代は高級リゾートしてもてはやされました。
ロイヤル・クレッセントはその頃に造られた古き良き時代の名残の一つです。
名前の通り三日月のように弧を描いた美しい通りです。






新たに文通を始めたWさんに初めて送った手紙に同封しました。
アーサー・ヒューズの「四月の恋」(April Love)です。
(送った時は四月だったのです……)
英国のテートギャラリーで購入しました。

テニスンの「粉屋の娘」という詩に着想を得て描かれた作品で、
恋に揺れる瑞々しい乙女心がよく現されています。
鮮やかな青いドレスの美しさがはっと眼を引く作品ですが、
青い衣装は一般的に聖母マリアの象徴とされ処女性を示すそうです。
そして、よく見れば涙ぐんで眼をそらす娘の足元には散り敷いた薔薇の花が……
薔薇もマリアの象徴ですが、花が散るというのは処女性の喪失を暗喩しています。
東屋の中には恋人らしき男性がいますが、外の明るさとは対照的に暗くて顔も見えません。
男の向こう側に見える反対側の景色は明るく、薔薇は咲き乱れています。

美術批評家のラスキンはこの絵を見て、
「愛の歓びと苦しみの狭間にある娘の表情は、判然とせず、
暗い部分が青空か雨雲か見分けのつかない4月の空のように揺れ動いている」
と記しました。

 

この絵は1855 年から56 年にかけて描かれ、
1856年にロイヤルア・カデミー(the Royal Academy of Arts)で展示されました。

絵に添えられたテニスンの「粉屋の娘」“The Miller’s Daughter”

の27番目のスタンザの後半部分です。

Love is hurt with jar and fret,      愛は 不和といらだちで 傷つき
Love is made a vague regret,      愛は 漠然とした 後悔となり
Eyes with idle tears are set,       眼には 分けもなく 涙が 溢れる
Idle habit links us yet;           つまらない習慣が まだ私たちを結びつける。
What is Love? For we forget.      愛とは 何? 私たちは 忘れたから。
Ah no, no.                  ああ 決して忘れてはいない。

Love is hurt with jar and fret,      愛は 不和といらだちで 傷つき
Love is made a vague regret,      愛は 漠然とした 後悔となり
Eyes with idle tears are set,       眼には 分けもなく 涙が 溢れる
Idle habit links us yet;           つまらない習慣が まだ私たちを結びつける。
What is Love? For we forget.      愛とは 何? 私たちは 忘れたから。
Ah no, no.                  ああ 決して忘れてはいない。







上手くスキャンできずモアレが出てしまいました。
フレデリック・ワッツの作品です。
ロンドンのナショナルポートレイトギャラリーで買いました。
今の季節に合うかと思って送りました。









 葉書や切手にダメージを受けさせたくないので封筒で送ってほしいという希望がありました。
美しい切手をリクエストされていたので、この切手を同封しました。
伊東深水の「指」です。
私が子供の頃に切手を集めていて、シートで買ってもらいました。
まだ数枚残っています。
日本の切手はどれも素晴らしいですが、中でもとりわけ美しい切手だと私は思っています。

フィンランドへ