○ 躍子のマンションに続く道(夜)
悟と躍子、無言でゆっくりと歩いている。
悟、自販機でジュースを二本買う。
悟、ベンチに座る。躍子にジュースを手
渡す。躍子もベンチに座る。かしこまっ
ている。
悟、プルを空け、ジュースを一口飲む。
悟 「ずっと黙ったままだな。どうしたんだ?」
躍子「 しゃべるのが嫌いなの。それだけ」
悟 「もう、この俺とはしゃべりたくないの
か? 小学校の時あれだけ何でも話してた
じゃないか、もみじと龍一の四人でさ」
躍子「悟くんだけじゃないわ。 人間全部
よ。人間はちっとも信用できない」
悟 「え?」
躍子「人間ほど汚い生きものはないわ。そう
思わない?」
悟 「思わない。どうして?」
躍子「人間は簡単に裏切るし、弱いものをあ
ざけ笑うし、おまけに、自分たちとは違う
ものを攻撃したりする。人間ほど醜いもの
はないのよ」
悟、躍子を見つめる。
躍子「誰か私の悪口言っている人いなかった?」
悟 「いないよ」
躍子「ほんとに? 誰か言っているんじゃな
い? 笑っている人とか、バカにしている
人とかは?」
悟 「いない」
躍子「ホント? まったく人間は信用できな
いんだから、誰かきっと悪口言っているは
ずよ。バカにしたり笑っている人はもちろ
んね」
悟 「 変わったな、躍子。前はそんなん
じゃなかった」
躍子「よく言われるわ」
悟 「その言いぐさもさ。声も小さくなった
し、だいいち眼差しが暗くなった。いった
いなにがあったんだ? 転校してから」
躍子、神経質っぽく笑う。
躍子「よくあることよ。ありふれたこと」
悟 「イジメ? イジメられたのか?」
躍子「 真夜中にね。寝ようと思って目を
つむっても、眠れないの。逆に目が冴えて
くるの。一睡もできないの」
悟 「 」
躍子「まるで、獣よ」
悟 「獣? 何が?」
躍子「過去よ、私の過去。過去が獣のように
私に襲いかかってくるの。毎晩よ。夜にな
ると必ず襲いかかってくるの」
躍子、うつむく。険しい表情。
躍子「黒い獣に狙われると、もうそこからは
逃げられない。だから私も同じような獣に
なって過去と戦うの、争い続けるのよ。一
晩中、ね」
悟 「イジメられていた嫌な思い出と、か?」
躍子「毎日毎日、夜が明けるたびに、だんだ
ん、だんだんと私は獣の姿に近づいてるの
よ。私にはわかるの。わかるのよ!」
泣き出す躍子。
躍子「獣の毒が私の無意識の全体を汚染して
るのよ! 私が必死に抑えようとしても、
勝手に無意識が表に飛び出てしまうの。そ
して人を襲おうとするの。私、獣になんか
なりたくない!」
悟、泣いている躍子の肩に左手を静かに
置く。
悟 「躍子。躍子は獣になんかなっていない。
獣に近づいてもいない。よく見ろよ。躍子
のお尻にはシッポなんかはえてないぜ」
躍子、泣きながら笑う。悟も笑う。
悟 「昔の躍子はさ。たしかに孤高の人みた
いな雰囲気はあったさ。でも勉強も運動も
できる。おまけに美少女だった。お前は男
子のほとんどからモテてたんだぜ」
躍子「ホント?」
悟 「ホントだよ。つまりさ。孤高の人だけ
ど親しみやすい空気も漂わせていたという
ことさ」
躍子、涙を指でぬぐい、涙色のため息を
つく。
躍子「でもいまは、こんなにすさんじゃって」
悟 「綺麗さはあの当時のままさ」
躍子、驚く。悟、うなずく。躍子、ニッ
コリと笑う。キュートな微笑み。
悟 「なあ、躍子。俺たち、俺たち、そのぉ
」
悟、髪を何度もかきあげる。
躍子、不思議な顏。
悟 「 つきあわないか」
悟、うつむく。躍子、驚く。
悟 「どう? つきあわない?」
躍子「こんな、こんなになっちゃた、こんな
に変わっちゃった私でも、いいの?」
悟 「俺が昔の躍子に戻してやる。あの優し
かった躍子に」
躍子「ホント?」
悟 「ホントだよ」
躍子「で、でも、その、あれじゃない? そ
の、悟くんにはさ、もみじちゃんが 」
悟、躍子を正面から見つめる。
悟「小学生の時からさ、俺、躍子を大事に考
えてきたつもりだよ。転校するって聞いた
夜は泣いたな。ずーっと一緒にいたかった
んだよ。そうすればお前がさっき言った獣
にも悩まさせずにすんだろうに。イジメに
も遭わなかったのに」
躍子「(泣く) 」
悟 「好きだったし、好きなんだよ、いまで
も、心の底から」
躍子「ありがとう。知らなかったわ、ほんと
うに。ありがとう、悟くん。でも 」
悟 「もみじのことは心配しなくていい。俺
がちゃんと話せばわかってくれるさ」
躍子「でも、ね」
悟 「あいつはサッパリした性格だし、獅子
座だからな、あいつは。クヨクヨしたって
始まらないとか思ってひいてくれるさ。う
ん、あっさりしてるんだよ」
躍子「やっぱりいまも?(笑) もみじちゃ
んには悪いけど、私、気軽に気楽に話せる
人がほしかったし」
悟 「どんな願いでもかなえてあげるよ」
躍子「じゃあさ、悟くん。獣の退治、してく
れる?」
悟 「お安い御用さ。もし、今晩、躍子のも
とに獣が出てきたら、俺がそこに行ってそ
いつのシッポを思いっきり噛んでやる」
躍子「もし、その獣にシッポがなかったら?」
悟 「エサで釣ってオリにつかまえて八百万
円で上野動物園に売る」
躍子と悟「(合わせて)嘘八百、万、円」
ふたり、笑いあう。躍子、うれしそうに
ジュースのプルを空け、一口飲む。
悟 「きっとさ。きっと躍子はイジメられて
人が怖くなったんだよ。傷ついて人が信じ
られなくなったんだよ」
うなずく躍子。
悟 「躍子はいまの自分というものを認めら
れないんだろうと思う。イジメられた過去
が気になってしょうがないんだろうと思う」
躍子「気になって仕方ないわ。どう人から見
られてるかって毎日ビクビクしてるもん」
悟 「いまの自分を好きになれば肩の力も抜
けるのにな。いまを生きようとすれば、い
まこの時を大切に考えられるようになれば
ね、あした、あしたさ、躍子は人とうまく
交わることができるようになるさ。あした、
ね」
躍子「あした?」
悟 「ああ」
躍子「あしたなんていう日、ホントに来るの
かな? あしたなんて永遠にやって来ない
んじゃないの?」
悟 「どうしてそう思うの?」
躍子「あまりにも人間ってものが怖く見える
からよ。人は汚いし。私はいままで自分の
部屋から一歩も外に出ることができなかっ
た。どう思われているかを絶えず気にして
いる私を、醜い人間たちは毒をもってあざ
け笑うのよ」
悟 「躍子。人がどう思うかじゃない。自分
が自分をどう思うか、だよ」
躍子「あしたなんて。私のあしたなんて。私
がみんなと仲良くワイワイ話せたり、緊張
せずに楽に遊んだり付き合うことができる
日なんて、そんなの、そんなの限りなく遠
い将来の話よ!」
悟 「(悲しい顔でうつむく) 」
躍子「ご、ごめんなさい、悟くん 」
悟 「人ってさ、人ってそんなにおっかない
ものじゃないぜ。汚いものでもない。基本
的に人は優しいんだよ。あたたかいんだよ」
躍子、泣き出しそうになる。
躍子「ほ、ホントに? ホントに人は優しい?
汚くない? 冷たくない?」
悟 「ホントだよ。保証する。もしお前を差
別したり不公平なことをやったヤツがいた
らさ。この俺が許さない」
躍子、泣く。
悟 「躍子のあしたは必ず来るさ。必ず 」
悟、躍子の手の甲に自分の手のひらをそっ
とおく。
悟 「いまを大切にしようよ。いまの自分を
好きになろうよ」
躍子の指、震えている。だがそれは緊張
のせいではなく、自分を大切に考えてく
れている悟のありがたさに感動している
ためである。
○ もみじの高校・もみじのクラス
女子たちががやがやとやかましく噂話を
している。
尚子「本当だって、あたし見たんだから」
女子A「六組の中山くんが他の女と親しげに
してたって? キスも?」
尚子「そ~よ。それもディライト・スライト・
ライト・キスなんて軽いものじゃなくても
ろR指定の濃厚な 」
龍一、割って入る。
龍一「本当かよ、尚子? 誰だ相手は? あ
いつ、もみじは俺のかわいい彼女だって言っ
てたくせに他に女作ったのかよ! 悪ィ野
郎だ!」
何も知らないもみじ。鼻歌を唄いながら
入ってくる。
もみじと知らない尚子、とんできて、
尚子「知ってる? 中山くん、もみじを裏切っ
て他の女とくっついたっ、たっ、たっ、あっ
」
もみじ「悟がっ?」
尚子「ヤッベエ」
○ 同・廊下
険しい顔で猛烈に走るもみじ。
○ 同・悟のクラス
もみじ、すごい剣幕で入ってくる。
もみじ「悟っ! ちょっと来いっ!」
友達Bと話していた悟、もみじを見る。
悟 「まぁ、冷静になって俺の話を聞いてほ
しい。躍子は 」
もみじ「他の女って躍子ちゃんっ?」
悟 「落ち着けって。躍子は昔から好き 」
もみじ「天誅ーっ!」
バシッ! と悟を殴るもみじ。ふっとぶ
悟。
悟 「すまん」
悟、土下座する。肩で息をしているもみ
じ。
悟 「すまん。でもキスはしていない」
悟、深く土下座。
○ 同・もみじのクラス
もみじ、イスに座って頭を抱えている。
そばに龍一がいる。
龍一「躍子、東京に帰ってたのか」
もみじ「あ~あ。これじゃまるで私は秋の夜
長の扇風機よ」
龍一「なんじゃそりゃ?」
もみじ「男にとって必要なくなった女ってこ
と」
龍一「(考えて)秋の夜に扇風機なんか使わ
ない? 夏が終わって秋になったら扇風機
のように悟に押し入れに片づけられたって
か。(笑う)ハハハハハ」
もみじ「笑いごっちゃないわよ! ただでさ
え秋は私にとってメランコリーの季節なん
だから!」
龍一「何がメランコリーの季節、だよ。百万
回、男にフラレたってどうってことない女
のくせに。たとえテストで〇点とっても悩
みっこなしの、こ~の・跳ぶ単純娘がっ」
もみじ、このッと拳を振り上げて、龍一
の頭を叩くふりをする。ヤバイと逃げる
龍一。廊下へ逃げる。追い掛け回るもみ
じ。龍一、フザケながらもみじから逃げ
る。無邪気な若いふたり。
○ トレーニング・ジム
きわめて科学的・まるで実験室のような
雰囲気。
いくつものモニターやコンピュターが設
置され、小型カメラがあちこちを睨んで
いる。
実験台のような躍子、酸素マスクをつけ
て走っている。
Tシャツの首や袖から何重もの細いケー
ブルの束が出ていて、それはすべてコン
ピューターに接続されている。
モニターを見つめている科学者風の礼子
(三十)。
走る躍子。
ブザーが鳴る。
躍子、ゆっくりと停止する。
躍子、酸素マスクを投げ捨て、髪をクシャ
クシャとかきむしる。
躍子「もう、もう嫌です! こんな生活!
私はコンピューターじゃないわ。もうこん
なのいや!」
礼子「次、ベンチプレス」
躍子「もういやよ。私はあなたの奴隷じゃな
い。私は人間よ!」
礼子、ため息をつき、
礼子「いっておくけど、この生活はあなたが
希望したものよ。どうしてもテレビに出た
いって言ってきかないから、私が強いロン
グジャンパーに育ててあげたっていうのに。
もうテレビには出たくないの? 考え変わっ
たの? またあの部屋に閉じこもったまま
のみじめな生活に逆戻りしたいの?」
躍子、うつむく。
礼子「それが嫌なのなら私の指示に従いなさ
い。寺山もみじに勝ちなさい。それがあな
たのためであるし、あなたのご両親のため
でもあるのですよ」
躍子、軽くうなずき、ベンチプレスに向
かう。
立ち止まり、躍子、礼子を睨む。
躍子「(小声で)この人は私をモノとしか見
ていない 」
○ もみじの高校・もみじのクラス
キーンコーンカーンコーン、とベルが鳴っ
ている。
生徒たち、起立・礼をする。
やっと終わったァと龍一、言っている。
不機嫌なもみじ、ほおづえをつき、座り
込んでいる。尚子が来る。
尚子「気にすることないってー。もみじなら
ほかにもっとイイ男が必ずできるわよォ」
もみじ「ってなこといって。じつは内心大喜
びなんでしょー、尚子は」
尚子「あ。わかっちゃた? まァ、クールに
クールに」
もみじ「ま。しかたないかな。クヨクヨしたっ
て始まらない」
尚子「そっ。その変わり身の早さがもみじの
いいところ」
もみじ「どーも」
○ 野球場(三日後)
スコアボード、五対〇。
龍一が緊張した表情で、バッターボック
スで構えている。
応援スタンドには、帽子をかぶった茶髪
の少女。さかんにクチャクチャとガムを
噛んでいる。まるで不良の部分を取った
ら、もみじそっくり。つまり、そういう
こと。
息が荒い龍一。
ピッチャー間合いを取り、振りかぶって
投げる。
打つ龍一。しかし打球はぼてぼてのショー
トゴロ。
龍一「くそっ!」
全力疾走。ヘッドスライディング。しか
し、ボールの方が一瞬早い。
審判「アウト!」
大喜び、ガッツポーズの敵チーム。
龍一、スライディング状態のまま、泣く。
もみじそっくりの少女、なーんだ、つま
んないの、といった顔で、ガムを膨らま
せる。
龍一、そっと少女を見る。膨らんだガム
が、パチン、とはじける。
少女、去っていく。 龍一の失恋。
泣きじゃくる龍一。
○ サッカー場
観客席に躍子の姿。
深紅のベレー帽に、純お譲様スタイルの
ファッション。誰だって目を引く美人。
躍子、必死になって試合を観戦している。
悟、相手からボールを奪う。ドリブル、
ドリブル。相手をかわす。
悟、シュート。躍子、身を乗り出す。
しかし惜しくもボールはゴールポストの
右へ。
レフェリー、長いホイッスル。
× × ×
勝負はPK戦。
最初の選手、シュート、決まる。
悟たち、喜ぶ。
相手側も決める。
二番目、三番目とゴールを決めるが、四
番目、悟側の選手、はずす。相手チーム、
決める。
悟の番。悟、ボールを持っている。
ボールを持つ手が震える。
悟 「あれ?」
震える手を見つめる。
ボールをセットする。足まで震え出す。
悟 「(小声で)決めてやる。絶対決めてや
る。優勝してみせる」
悟、一歩二歩三歩と下がる。
震える手と足。
悟 「いくぞっ」
悟、小走り、シュート。
(スローモーション)ボールは大きくゴー
ルポストの左へ。ああ、と天を仰ぎ、崩
れ落ちる悟。仲間も。躍子、下を向く。
泣き崩れる悟。そして仲間たち。
○ 躍子のマンションに続く道(夜)
悟と躍子が肩を並べて歩いている。やけ
にはしゃいでいる悟。
悟 「俺もバカなスポーツに熱中していたも
んだよな。たかが玉蹴りじゃねえか。何が
Jリーグだよ、何がワールドカップだよ。
サッカーなんてコドモのおままごとの延長
にすぎねえじゃねえか。サッカーなんて野
蛮で国家主義でくそったれのスポーツさ。
そう思うだろ、躍子?」
躍子、何も答えない。
悟、ベンチに座る。躍子も。
悟 「だいいち、PK戦が存在するっていう
ルールもマヌケの証拠だよ。あーあ、マヌ
ケだマヌケだ。十年間も無駄な力を注ぎす
ぎたよ。でももう開放されたからな。これ
からはサッカーなんかやらないしテレビで
も絶対見ない。ホントさ。サッカーのサの
字も聞きたくねえな」
躍子「ホントに 」
悟 「え?」
躍子「ホントに悟くん、サッカー捨てられる
の?」
悟 「ああ、もちろん」
躍子「Jリーグのジュビロ磐田に入ってゴン
中山と一緒にプレイするんだって言ってた
じゃない。代表になってワールドカップで
日本を優勝させるって言ってた夢、もうな
くしちゃったの?」
悟 「 」
躍子「たまたまきょうは運が悪かったのよ。
ガンバったじゃない、きょう。ずっと私、
悟くんのガンバる姿見てたんだから。惜し
かったわ。あと少しだったのにね。ホント
に惜しかった」
悟 「もう、夢はこれで終わりさ」
躍子「悟くんが小学生から大切に大切に育て
てきた夢、なくしてほしくないな。大事な
試験の前だというのに塾に通うお金を全部
サッカークラブの会費に回して、悟くん、
お母さんにずいぶん叱られたっけ」
悟 「 」
躍子「みんなが練習終わった後もあなた黙々
とシュートの練習してたじゃない。誰にも
見られなくてもドリブルやコーナーキック
やり続けたじゃない。悟くんは誰よりもサッ
カーを愛しているのよ」
悟 「でも」
躍子「サッカーが悪いんじゃない。神様だか
何だかわからないけれどきょうは風向きが
悪かったのよ。たまたま運がなかっただけ。
悟くんが流した汗や涙は必ず天に通じるわ。
夢を、あきらめないで。お願い」
悟 「躍子、俺、俺 」
泣き出す悟。
躍子「大丈夫。大丈夫。悟くんはサッカーを
捨てることなんか絶対できやしないんだか
ら」
うなずく悟。
躍子「今度は私の番ね。悟くんは負けちゃっ
たけど、私、今度の国体、勝つわ」
悟、躍子を見つめる。
悟 「俺の分までガンバってくれよ」
うなずく躍子。
躍子「悟くん、この前私にいまの自分を好き
になれって言ったわよね。私、いまを、い
まという時を生きてみようと思う」
悟、躍子を見つめる。
躍子「悟くんが代表になるっていうあしたも
必ずくるわ。いまこの瞬間を生きようとす
れば、いまという時を精いっぱいガンバれ
ば、きっと私のあしたも必ずやってくるは
ずよ」
悟 「(あたたかい眼差し) 」
躍子、立ち上がり、悟に向かってジェス
チャーを入れて、
躍子「絶対に、絶対私、今度の国体、優勝し
てみせる!」
悟 「ああ。頼む(と微笑む)」
躍子、綺麗な微笑み。