注:あくまで一般の方向けに作成してあります。やたら難しい単語や、専門的に細かい説明はしないようにしています。

 

≪疲れと痛みと不調の原因と理由を考える編≫

 

疲れ痛みの原因とはいったい何か

整体、マッサージ(ここは便宜上マッサージという言葉を使っていますが、本来マッサージは医療的な意味合いがあるため、街中のリラクゼーションレベルの施術でマッサージといった言葉は使えません)、リラクゼーションなど利用される方は、どこかしら疲れや痛みや不調を持って利用されるわけですが(中には違った意味で使う人もいますが)、その原因や理由はなんでしょう。

 

まずは簡単に、

 

 

 

 

すべては脳が感じる

すべての疲れや痛みなどは脳で感じ取ります。簡単に言いますと、脳が快なら疲れや痛みは感じづらく、脳が不快なら疲れや痛みは敏感に感じ取るか増して感じてしまいます。

 

 

神経が伝える

神経が興奮していると、余計に増長して痛みを伝えてしまいます。

 

 

原因の箇所

疲れや痛みが発生した箇所から、神経を伝って脳に伝える物質が発生します。その発生する物質によって疲れや痛みの質やレベルが変わります。

 

 

総合的に判断する

以上のことから、疲れや痛みの原因の箇所(筋肉から)から、神経を伝って、脳に行き、脳が疲れ痛みを感じとるプロセスになります。

 

 

 

痛み止めなどの種類も

痛みの物質を抑える薬や、高ぶった神経を抑える薬や、脳じたいを感じづらくする薬などがあるように、各分野で役割が違ってきます。

 

 

原因となる筋肉を

整体、マッサージ、リラクゼーションでやることは筋肉を弛緩させるです。過剰に緊張したり過剰に固まった筋肉が神経を刺激して疲れや痛みとなります。筋肉が固まる原因がいくつかあり(流派といいますか、いくつかあるので他にもあるかと思いますが、こちらのブログではこの程度の区分けで)、筋肉疲労、歪み、自律神経、筋膜と分けて考えたいと思います。

 

疲労は簡単に使い過ぎによるもの。同じ姿勢が続く、同じ動作を繰り返すなどのことにより、同じ筋肉に負担をかけることによって生じる現象です。

 

歪みは筋肉を硬質化させる歪みが発生した場合、筋肉に過度な緊張が走ることによる筋肉の硬質化です。(細かく説明すると長くなるので割愛)

 

自律神経は、交感神経優位になり、過度に精神的に緊張状態を保つことにより筋肉に緊張が走り、張り詰めることによる硬質化になります。自律神経も説明すると長くなるので手短に書きますと、ボクシングの試合で興奮状態でリングに上がって試合をしている状態が交感神経優位の状態、リングを降りて一息ついて落ち着いて安心できた状態が副交感神経優位の状態と思ってもらえればいいかと思います。

 

交感神経優位の状態は戦闘状態なので、筋肉が緊張しています。痛みには鈍感になります。寝ても浅い眠りになります。この状態が長く続くことで、緊張状態から抜け出しづらくなり、感じるはずの痛み(生きるために痛みを感じることは大切な感覚です。興奮状態で激痛を感じるのは生命に関わる痛みとなっている場合もあります。)を感じることが鈍くなり、眠りが浅いので体力も回復しにくいです。

 

副交感神経優位の状態はリラックス状態です。筋肉は弛緩して緩んでいます。痛みに敏感になります。夜に虫歯が痛くなったり、朝方痛くなるのは痛みを感じやすい状態だからです。基本、内臓が働きやすい状態なのでお腹が減ったり排尿排便をおぼえます。寝やすい状態なので眠りに入りやすく深く眠ることもできます。逆に日中この状態が続くと仕事中に眠くなります。やる気が起きないので鬱状態に近くなります。筋肉じたいは緩んでいますが、力が入りづらいので倦怠感を感じやすくなります。

 

自律神経はどちらかに偏ることは健康ではありません。日中は交感神経、夜は副交感神経とバトンタッチすることが健康状態につながります。

 

筋膜とは筋肉を包んでいる膜状のものをいいます。この筋膜が筋肉に癒着しすぎていると動作が重く感じられます。筋肉自体も固くなりやすく、代謝や血行なども阻害されやすくなります。さながらビチャビチャのTシャツを着ている状態、キツキツのウェットスーツを着ている状態です。

 

大地を守る会 旬の食材大集合お試しセット

 

 

整体、マッサージ、リラクゼーションができること

筋肉を施術で緩める、リラックス効果があるので副交感神経優位にシフトしやすくなる(副交感神経優位になることでケガなどを治しやすくする免疫が高まります。交感神経優位は痛みを感じづらいのですが治せません、副交感神経優位は痛みを感じやすいですが治療効果が高まります。)、脳内でポジティブホルモンが活性化しやすくなるので、疲れや痛みを感じづらくさせる幸福ホルモンが分泌しやすくなります。

 

それを伝える神経系伝達システムですが、他の施術者の方は分かりませんが、高ぶった神経を施術で確実に神経抑制させる効果が出ているかは分析できていません。

 

ただ痛みの素であったり、疲れや痛みを感じる脳であったり、回復力であったりは、向上させることができますので整体、マッサージ、リラクゼーションの効果的な結果になります。

 

ひと昔前は、筋肉内の乳酸を押し出すとか都市伝説的な話もありましたが、学術雑誌ネイチャーで発表されたカナダの大学で研究された論文では、マッサージなどで筋肉の乳酸が減少した数値は計測されなかったとの記述もありましたので、疲労物質を整体、マッサージ、リラクゼーション等で減少させる押し出して回復させる類のことは今現在では確認できていないことになります。

 

書きたいことは山ほどありますが、また次回に

 

≪つづく≫