先日、津波と放射能の被災地である福島県いわき市に行ってきましたが、
実はそのとき、一人の被災地のリーダーの方がすべてをコーディネート
してくださいました。
彼の名はKSさん。
たいへんな苦労をしましたが、ダイレクトセリング事業で大成功を収め、
故郷であるいわき市で愛すべき家族と幸せに暮らしていました。
KSさんは僕の師匠、ミリオネアSさんの「師匠」でもあります。
不器用、でも、誰よりも温かい。
そんな彼の人生のすべてが、あの一瞬で大きく崩れ去りました。
長年かけて積み重ねてきた人生、幸せ、未来への希望。
そのすべてが、津波と放射能によって、瓦礫と化してしまった。
茫然自失。
すべてが真っ暗になりました。
思い出も、現在も、未来も。
生きる意味も見失いました。
そんなとき、連絡がつかなかった友人の一人が、
原発内作業に行っていることを知りました。
KSさんは、彼の話に衝撃を受けました。
そして新たな力を得ました。
僕たちといっしょにいわき市を回った翌日、
4000人の人々が集まる横浜のイベント会場に、
KSさんの姿がありました。
暗くなった会場、巨大スクリーンに映し出される被災地の様子。
4000人の人々は息をのんで見つめていました。
すべての写真が終わって、KSさんがステージに登場しました。
深々と、長く、一礼。
KSさんは語り始めました。
15分間。
KSさんのスピーチが終了しました。
それまで水を打ったような静けさに包まれていた会場。
再びKSさんが深々と一礼すると、
割れんばかりの大拍手がわき起こりました。
4000人、全員が、涙。
拍手が鳴り止みません。
被災地の、魂からの、生の声。
あまりにも、圧倒的。
もちろん、僕も涙が込み上げてきました。
4000人の心を揺り動かしたそのスピーチは伝説となり、
あの瞬間、間違いなく、この先の未来を変えました。
そんなKSさんが、明日、中野サンプラザで特別に
私たちにお話をしてくださいます。
本来は、ここ(blog)で告知はしないつもりでした。
でも、今回ばかりは訳が違う。
あのお話を聞いてしまったから。
僕は自分のルールを変えても、書こうと思いました。
誰でもご参加いただける会ではないのですが、
事情をご理解いただける方なら、喜んでご案内したいと思います。
ご質問等ある方はメッセージをお送りください。
僕も、自分の果たすべき役割、責任をしっかり果たしたい。
KSさんのように、多くの人に勇気を与えられる人間になりたい。
がんばります。