ヤスケンです。
おかげさまで毎回すばらしいターニングポイントの場と
なっているヤスケンセミナーですが、昨日の第23回セミナーで
受けた質問におもしろいものがあったのでシェアしたいと思います。
セミナー終盤で受け付けている「体験コーチング」の時間でのこと。
若く、エネルギッシュな好青年のゲストさんからこんな質問を受けました。
「21世紀型プラス思考はわかりましたが、どうしても気分が落ち込んだり、
マイナス思考になってしまうことがあります。
できるだけそうならないようにしたいのですが、ヤスケンさんはどうやって
そういう状況を乗り越えているんですか?」
なるほど、これはコーチングの際にもよくいただく質問です。
それに対して、私はこう答えました。
『なるほど、いいご質問ですね。ありがとうございます。
それはね、まずは前提をひっくり返さなきゃならないですね。
「マイナス思考はよくない」という前提を持ってるでしょ?
でもね、「マイナス思考はよくない」って、ほんとに正しいんですか?
僕は20代で人生のリセットボタンを押したことがあってね、そのころは
ほんと言葉はわるいんだけど「底辺」の人たちといっしょに仕事をしていた
ことがあるんです。
なんていうか、どうしても「負け組」という言葉がピッタリ合っちゃう
ような人たちといっしょに仕事をしていた。
そのときに思ったのは「絶対にこんなふうになりたくない!」「いつも
愚痴や不平不満、くだらない会話で日常を垂れ流すような生き方をする
人間になるのだけは、絶対にいやだ!」ってことだったんです。
これってポジティブじゃないでしょ?「いやだ」とか「こんな未来からは
絶対に逃げたい」とか、いわゆるプラスではない感情。
でもね、それが原動力になって、そういう未来とかそういう自分からは
逃げたい逃げたいって思って、その結果、いまの自分があるんです。
感情は、むきあうものであって、ごまかすものではないんですよ。
マイナスな感情や思考も、必要だからあるんです。
きちんとむきあって、それでよい方向への力にすることができれば、
それでいいと思います。』
ということで、感情はむきあうものであってごまかすものではない、が
今回シェアしたい一言です。
きちんとむきあうべきことにむきあって、ひとつひとつ乗り越えていく。
そこに人生の本当の「充実感」を味わえると思うのです。