Drug(ドラッグ)
僕は、約3ヶ月前までは薬漬けの毎日でした。
その日々は1年間続きました。
1年と少し前に、約4年間付き合って同棲もしていた、養子縁組の話しまでしていた彼氏と別れて一人暮らしをしました。
東京から大阪に引越しししてきた時、大阪に誰一人知っている人は居ないで、話しが出来る人は彼だけでした。
だから、一人暮らしを始めた時には、本当に寂しかったです。
寂しさを紛らわすように、某掲示板で一人知り合いました。
この人との出会いが大きな分かれ道でした。
知り合った彼は、言葉巧みに僕を薬の世界に導きました。
寂しかったし、相手にしてくれる、また独りになるのは嫌だと、彼の言う通りにしました。
次第に、自分自身でも腕に注射が出来るようになりました。
悪い事だとは分かっていました。
そう思い、唯一大阪で僕の話を聞いてくれていた元彼にドラッグの事を打ち明けました。
結果、激怒されました。
理解してくれる事では無いと分かっているけど、僕としては僕の生活の中での背景を見て欲しかった・・・
でも、それはきっと我が儘だったんですね。
気付いた時には地獄でした。
毎日、毎日、自分の腕に僕は注射を打ちました。
刺した所の色が変わる位に立て続けに・・・
普通に生活出来ている、周りの人達からは「何でそんな事も出来ないの?」と詰られて・・・
”地を這うような生活”
まさにそんな感じでした。
通常の生活出来ている人達からのレベルだと、僕は堕落していて、努力もしないとか思われていたと思うけど
僕は、必死でした。
生きる事にも、上に這い上がるのにも僕は必死でした。
今、考えると人に自分の想いばかりブツけてバカだなって思う。
結局言い訳ばかりしていた訳で・・・
入院するきっかけにしたって、正直疲れただけ。
頑張る、頑張るって一体何を頑張ったら良いのか分からなくなっただけ。
もう、大丈夫だよ!!って気合入れ直して、自分の背中押し続けるしかないね。
嫌でも明日は来ちゃうんだからw
「幸せ」なんて、ちっぽけで良いのかも知れない。