あれは2年前か。
年ははっきり覚えてない。1年前だったかもしれないし、2年前だったかもしれない。

夏の日だったことは確かだ。


地方の大学に行っていた頃、夏休みということで地元に戻っていた。

いつも休みを取るときは約1週間前後とっていた。その時も例外じゃない。毎日毎日友達と遊んでいた。
車の免許は持っていなかったし、実家に足がなかったから、毎回友達が運転してくれてた。


最終日。
いつもより余計に帰りたくなかった。

やはり地元の方が馴染む。地元から出たかったのが嘘のように、帰りたくなかった。帰るにしてもせめてもっと遊びたかった。

けど、バイトは明後日からある。明日帰らなきゃいけないことは分かってた。


そこで、朝っぱらから一緒に遊んでいたその友達をそのまま引っ張って、また他にも友達を呼んで麻雀をすることになった。


その帰り道。
友達はかなり疲れているようだった。

車を運転しながらウトウトしている。

どこかで仮眠をした方が、と言っても首を縦にふらなかった。


車はゆっくり動いている。けど、前の車は止まっている。

いつ止まるんだろ。
いつもより車間距離が近いけど。


まだいくのか。
いや、さすがに!

横を見ると寝てる…。


危ない!!
と叫んだと同時に衝突した。

前の車は後ろが凹み、友達の車も凄いことになってる。


友達はショックを受けていて何も出来ずにいた。

とにかく、救急車と警察を呼んだ。前の車の運転手のおばさんは首を打ったようでぐったりしていた。

友達はイロイロと話を聞かれているようだ。


俺も聞かれたけど。

警察や救急車を呼んでどっと疲れた。何に疲れたのか分からないけど疲れた。


それと同時に辛かった。自分のわがままのせいで事故にあわせてしまったことが。
久しぶりに本気で泣いた気がする。今思えば恥ずかしい気がするけど、親や電話越しだけどバイトの店長の前でも事情話したら泣いてしまった。



とにかく、解決するまでは帰らないことを決めた。ひょっとしたら何かがあるかもしれないと思ったから。そしてその場合すぐに戻れないから。

馬鹿だと思われるかもしれないけど何か助けれるなら近くにいたかったんだ。