正面衝突されたのは、必然だった? その② | 晴れたり、曇ったり、雨だったり、嵐だったり。。。

晴れたり、曇ったり、雨だったり、嵐だったり。。。

人生にはいろんなことがあって、いろんな日がありますよね~

13年前のある夜、私はオートバイに正面衝突されました。

衝突後の道路に、オートバイの部品がばらばらに散らばったのを見て、私はてっきり運転者は亡くなっただろうと思うほどでした。

 

正面衝突されたのは、必然だった? その① | 晴れたり、曇ったり、雨だったり、嵐だったり。。。 (ameblo.jp)

 

110番しました。

救急車がなかなか来ません。

 

というのは、気が動転していたのか、私は110番はしたけど、119番はしてなかったのです。。。。

パトカーが比較的すぐに来てくれて、警察官の方が119番してくれたようです。

 

その時の事、記憶に抜けてるところがあるんです。

というか、頭がパニックで、説明できないような複雑な感情で、脳が許容量を超えていたんだと思います。

 

事故現場が、バスの営業所の前だったので、バス会社の方たちも出てこられました。

道路の両車線ともに、バイクの部品が散らばっていたので、後続車や倒れている人が再度ひかれないように、赤いコーンをいくつも立ててくれました。

私たちは、後続車を止めるのにせいいっぱいでした。

 

救急車を待つ時間って、ほんとに長く感じました。

場所が郊外だったこともあって、最寄りの消防署からは10キロ近くあったんではないでしょうか。

 

倒れていた運転手の方が、救急車に収容される場面の事は、全く記憶に残ってないんです。。。。

確か、自動車保険の会社にも連絡して、担当者が来てくれたんですけど、その時の記憶もあまり残ってないです。

 

警察署に向かったのが時間的にどの時点だったかもよく覚えていません。

パトカーに乗って警察署に向かったと思います。

調書をとるためですね。

 

警察署では、よく刑事ドラマで見るように、警察官がいっぱいいる部屋に接している小部屋で、状況説明の調書を取られました。

小部屋の扉は明けたままで、私は入り口の扉の方に背を向けて、前の机をはさんで警察官の方と向き合って座りました。

 

私の背後を、何人かの警察官たちがのぞき込んでいました。

まるで、犯人を見るかのように。。。。。

 

もぉ~~~~、私が悪いわけじゃないのにぃ。。。

事故のストレスと、犯人扱いされてるというような二次的なストレスで、私は大変な精神的ダメージを受けていました。

 

警察官「ライトが目に入ってから、何秒ぐらいでぶつかりましたか?」

私   「3秒ぐらいですかねぇ?」

 

警察官「3秒もあったら、よけられるから、実際は1秒か2秒だと思いますよ。

3秒なんて言ってはダメですよ。」

私   「そうなんですか。。。。」

 

ドラマや映画でよくありますけど、そういう瞬間って、どうやらスローモーションのように時間がゆっくり流れるように感じるみたいです。

実際は、あっと言う間なんですけどね。

 

だから、事故や犯罪の当事者や目撃者の証言って、どこま信用できるかって難しいと思います。

 

オートバイを運転していた方は意識不明だったので、状況は、私の説明と、現場の状態から判断されるんです。

だから、私は慎重に発言しないと、私に非があったように推測される可能性があるってことです。

現場のブレーキ痕や衝突した位置で、スピードなんかも推測されるみたいです。

 

調書を取り終えて、運転手さんが搬送された救急病院に行きました。

もう夜中の12時近くだったと思います。

 

運転手さんの奥さんに会いました。

が、何もしゃべらず、無視された感じでした。

 

交通事故の時って、「すみません。」とか言ってはいけないみたいな話がありますよね。

謝るってことは、過失があったって認めることになるので。

奥さんは誰かから、そんなことを吹き込まれたのかもしれません。

 

なんか、私は悪くない、、、はずなのに、なんで、こんな嫌な目に合わないといけないんだろうと思いました。

私は、心は取り乱してても、表面的には、泣きもせず冷静でした。

心は、ものすごく傷ついてたでしょうけどね。

 

心も体も疲れ果てて帰宅しました。

 

とどめは、

翌日の地方紙でした。

 

地元の新聞の夕刊に、

事故の記事が載ったんです。

 

私の住所と実名と年齢が書いてあり、、事故を起こして、被害者が重体だと。。。。

誰が読んでも、私が悪いという感じで。。。。

これは、3次的ストレスですね。

 

知り合いの消防署の方から電話があり、

「僕の勤務先からの救急車だったんやけど、これから大変やね。」って。

 

大変って、、、、、

つまり、バイクの運転手に対する補償とかの話でしょうね。。。。

もぉ~~~~、私は悪くないのにぃ。。。。

 

オートバイの運転手さんは、飲酒運転の居眠りだったんです。

中央線を越えて、ぶつかったんです。

 

私の過失は、ゼロでした。

 

後日、当日お世話になって調書も取ってくれた、とても感じの良かった警察官の方が言われました。

「いやぁ、大変でしたね。僕もてっきり亡くなったと思って、運転手が倒れてたところに、チョークで人型を書いたくらいでした。あはは・・・」

 

いやぁ、人生って、何が起こるかわかりませんね。

ちなみに、私が起こした自動車事故は、これ一回だけです。。。。

 

   続く