こんにちは!
Wa Life京子です。

以前書いたように、
わたしはパニック障害と診断されて
約20年間闘病しました。

(闘病といえるのかな?)


これから、

日々の記事にちょこちょこ挟みながら、

パニック障害の経緯も書きたいと思います。

誰かの参考になれば幸いです。

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① 初めての発作.


その日はほんとうに

突然やってきました。


当時、

ロンドンの美大に通っていて、
人間関係のストレスはあれど
日々充実して、やっと自由に描ける環境に
とても満足していた、1999年の蒸し暑い夏


一時帰国し、とあるロックフェスに向かう
満員の新幹線の中
突然、動悸に襲われて
いっきに汗が全身に吹き出し、


降りられないのに「降りたい…‼︎!」


超満員の貨物列車のような新幹線のドア横で

うずくまりました。


なんとか最寄りの駅まで到着しましたが

このままではまずい、と思い

駅長室で休ませてもらいました。


遠い見知らぬ街の駅。

初めて経験する動悸とめまい。

わたしのせいで、たのしみにしていたライブが

見れない友だちへの申し訳ない思い。



「これは、大ごとになってしまうのでは」


当時22歳だったわたしは

急に子どものように心細くなり、

言いようもない不安に襲われたのでした。


結局、なんとか会場まで行ったものの

動悸とめまい、不安と混乱は治まらず

医務室に行ったところ、


「もう帰った方がいいよ」


おそらく顔色をみて、言ってくれたのでしょう。


好きなミュージシャンの歌声が聞こえるなか

帰り支度をし、

二日間の滞在予定を、1日に変更しました


帰りは不思議と身体も落ち着いていて

静かな新幹線の中で

なんだか申し訳なく思いました。



続きます。