Joe Byrdによる、前述のThe United States of Americaの続編的作品。

このCD、所有してはいたが殆ど聴いたことがなかった。
何だか前衛的なことをやっているな...というイメージのみが残っていた。
今回、思い切って聴いてみたら、なかなかのクオリティ、そして気合の入り具合だったので驚いた。

前作同様にヒュンヒュン飛び交うスペーシーな電子音でスタート。
その他、手の込んだSE、語り等に交じり色々なタイプの曲が配置されている。
激しい感じの曲、抒情的でエキゾチックな曲、ゴスペルやディキシーランドのような古き良きアメリカ的な曲もあったりして、なかなか一言でこのアルバムは言い表せない感じ。

このアルバムに込められているエッセンスがアメリカのすべてを表しているとは思わないが、
色んな切り口でアメリカという国を覗いてみました、的な作風なのだろうか。

しかし、2人の女性Vocalは秀逸だと思う。個人的には彼女達が歌う「Moonsong: Pelog」、「Patriot's Lullabye」、「The Elephant At The Door」が気に入った。

 

 

・Moonsong: Pelog

 

 

・Patriot's Lullabye

 

 

・The Elephant At The Door