ブライアンが徐々にペースを上げつつあり、共作も含めて全曲を作曲しプロデュースも担当。
フィーリング的にも前作「15 Big Ones」の流れのまま来ているが、
全体的に、よりソフトでハートウォーミングな印象を受ける。

ブライアンと(当時の)妻・マリリンとのデュエットもあり(仲睦まじい写真も掲載されている)、
ジャケット中には、メンバーからブライアンへの感謝と称賛の言葉が掲げられている(最前線に復帰しつつあるブライアンを気遣って(?)なんだろうか)。

...複雑な気持ちになるね。
なぜなら、この後ブライアンの健康状態・精神状態は再び悪化するし、

マリリンとも離婚してしまうし。

自分にとってのブライアンの魅力というのは、

抱えきれないほどの苦悩や生き辛さに押し潰されそうになりながら、

ギリギリのところで踏みとどまりつつ、しかし自身の弱さを隠そうともせず、

その時その時のベストを尽くす、そんな姿にある。

そして、そんなブライアンの苦しみがとても他人事とは思えず、

何だか実感として理解できてしまうところにあるんだよね。

 

 

・Roller Skating Child

 

 

・Let's Put Our Hearts Together