今はもう走ってはいない鉄道。
遠い昔に消えてしまった鉄道。
でも、かつては大勢の人を乗せ、貨物を運び、
確実にこの世に存在し、人々の生活に豊かさをもたらしてくれていたであろう鉄道。
草むらのなかに横たわる、錆びた鉄の線路を眺めつつ、
過ぎ去った日々に思いをはせる。
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僕はレトロな自販機も好きですが、鉄道の廃線跡を巡るのも好きです。
というわけで、今回は割と近場の、埼玉県川越市の「西武安比奈線跡」を巡ってきました。
「西武安比奈線」は南大塚駅と安比奈駅を結んでいた貨物専用鉄道であり、主に入間川で採取された砂利を運搬する役割を担っていました。
1925年(大正14年)に開業し、その後砂利の需要の減少とともに1963年(昭和38年)に運行休止となりました。
なお、Wikipediaによると、その後正式に路線の廃止が決定されたのは、昨年2017年(平成29年)とのことなので、意外というか不思議な感じがします。
さて、西武新宿線・南大塚駅を降り、北口を出る。
地図の中に「安比奈線」の記載を発見。
駅の敷地内に線路も見つけた。
しばらく線路に沿って歩く。
国道16号線とぶつかる。
昔は踏切があったんだろうか。
ご覧のように、線路を中心とした幅5~10mの緑地帯が延々と続く。
「休止」決定から50数年間、放置されていたわけだ。
正式に「廃止」となった以上、これから再開発が進んで行くんだろうな。
林にぶつかるが、
線路は木々の中を進む。
さて、この橋はかつてNHKの朝の連続テレビ小説のロケ地となった場所らしいです。
(多部未華子の「つばさ」。)
WEBで調べてみたら、その時はきれいに整備されて通行もできたらしいが、
ご覧の通り、現在は草ぼうぼうだし閉鎖されてしまっている。
さて、最後に、「安比奈駅跡」を探して入間川河川敷を歩いたのですが...
生い茂る草むらを搔き分け進んでいたところ、
生憎の雨上がりで、深い水溜まりにハマってしまい、
かつ、虫ども(ヤブ蚊)もいっぱいいるし、で、断念しました。
本当に残念です。
今度、リベンジをして、きちんとゴールをする予定です。
次回は、草むらが消え去った冬にでも(笑)。