先週木曜日は、東京の都心中の都心、大手町のJAビルにて16日金曜日の審査の打ち合わせをして…



右に行くと皇居方面。


左は大手町方面で、おのぼりさんだから、行く時に道に迷いました😅


夜は情報交換会(飲み会)をサボって…
ライブハウスに行き…

眞塩藍咲さんのセッションに行ったりして🤣

歌とても上手いです✨ 始めて音合わせしたバンドだから、まだまだ進化するかな😊


そして、次の日

品川に来ました。未来都市みたい😀


品川駅から専用通路を歩いて…

品川のデカい会議場に向かう。

目的地に着いた。この日は農協の営農指導員の活動発表会で、審査員として参加しました😀


それで、タイトルの緑提灯と発表会の何が関係するかと言うと、緑提灯を提唱した丸山清明さんという方が審査委員長だったんだよね。


その緑提灯ってナンダ?って知らない人も多いと思うけど、居酒屋とかに吊るしてある緑の提灯を見たことない?


これ、国産の食料を一定以上使ってる店が自己申告して店の前に出すお飾りだねニコニコ

緑提灯って言って、星印が書いてあります。

星は国産食材のカロリーベースでの利用率を表すもので、50%で1個、10%アップするごとに1個ずつ増え、90%以上ならば5個となるんですね。

たくさん星があると、その店では国内で作った農産物をたくさん使っている訳です。

大会が終わった後のレセプションで、丸山清明さんに「緑提灯はいつ思いついたんですか?」と聞いたら、こんな返答でした。

「緑提灯の発想は、酒飲んでいる時です。ぼくは研究員だったけど、研究だとなかなか日本の自給率に貢献できないから、こんなこと思いついた😀」んだって。


もっと話したそうでしたが、大会の運営者に呼ばれて別の席に行ってしまったから、来年また聞く機会があれば聞きたいと思います。



ところで、日本のカロリーベースの自給率って、37%しかないんだけど、これって中身知らないと何!?びっくりって数字なんだよねびっくり


カロリーベース食料自給率(%)=

国民1人1日あたり国産熱量(約920kcal)÷国民1人1日あたり供給熱量(約2440kcal)×100


これって、輸入飼料で育った畜産物は国産とみなされないってのと、分母の国民1人1日あたり供給熱量(約2440kcal)には食べられずに廃棄された食料も含まれるから、年間2000万㌧の食品廃棄物がある日本では必然的にカロリーベース食料自給率が下がっちゃうんだよねてへぺろ


この他にも自給率は生産額ベース自給率ってのもあって、

生産額ベース自給率(%)=

国内の食料生産額÷国内の消費仕向量×100

この生産額ベースだと日本の食料自給率は63%あり、カナダやオーストラリアの100%オーバーと比べたらかなり見劣りするけど、イギリスよりは高く、先進国ではまぁまぁな数字なんですね。

今の日本は岸田とかバカな為政者がいて困ったもんだけど、長年に渡って知恵者が為政して積み上げてきた自給体制とかで、鎖国政策でも生き延びた国だから、そんなに食料生産体制に総崩れはないんだね😀

だから、日本は輸入を止められたら即、餓死者だらけってほどの状況ではないです。パンや肉などのタンパク質は不足するのが目に見えているけど🥺

どっちみち、輸入がストップしたら食の混乱は避けがたいから、過度な輸入依存から脱却しないとマズいんだね😀



それで、自給率に関して、もう1つ知っておきたいのは、パンに使う小麦のこと。

料理に使う小麦粉はパンに使う強力粉、うどんとかに使う中力粉、菓子や天ぷらなどに使う薄力粉がありますけど、日本では小麦を作るのに適していないこともあり、特にタンパク質含量が高いパン用小麦は、自給率1%未満なんですね。

日本で栽培できるパン小麦品種も開発してきたけど、昭和60年から普及したハルユタカの前には、日本に実質パン用小麦はなかったんです。

パンとか肉ばかり食べていたら、自給率が下がるのは当たり前なんだよね〜😀


それで、マクドナルドが値上げしたとか話題になるけど、背景としてはパン用小麦は国際価格に影響されるし、この数年でメッチャ価格が上昇してるから、パンが値上がりするのは当たり前なんだよね。


「なんで日本はもっとパン小麦を作らないんだームキー」って怒る人がいるかもしれないけど、日本の気候にはパン用小麦は向いてないです。仕方ないんだよね🥺


日本は瑞穂の国で、米はしっかりできるけど、麦は高温多湿の日本の気象に適さないから、あまり生産できないってことはみんな自覚的である必要があるんです。


結論としては、米の生産体制を守るためにも

日本人なら、米を食べよう🤣

ってことですね〜😀