個人情報が事業コアである通信販売では、その保護に十分な配慮が求められます。
個人情報保護に関する規制は、日本通信販売協会が「通信販売における個人情報保護ガイドライン」として、方針の公表、利用目的の通知、適正な取得、利用目的変更の通知、データ管理の適正化、第三者への提供にあたっての同意、顧客へのデータ開示、苦情処理窓口の設置などを定めているほか、商品の送付にあたって宛名ラベルへの電話番号の印字をを記載しなかったり、プライバシーマークを取得したり、などの取り組みが個々の会社で行われています。
「インターネットコミュニティ」とは、共通の関心分野、価値観、目的を持ったユーザーが情報を交換したり、コミュニケーションを取ったりするウェブサイト上の仮想空間で、通常、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)、電子掲示板、チャット、メーリングリスト、ウィキ、ネットニュースなどの機能が組み込まれています。
情報の爆発によって、広告メッセージが顧客に刺さらなくなるなか、通信販売会社が自らコミュニティを運営したり、外部のコミュニティを利用したりすることで、自社の顧客を育てつつ、商品・サービスの情報を伝えることが増えてきました。
ここでは、通販会社が運営するコミュニティと通販に関連する外部コミュニティを簡単に紹介しましょう。
現在、通信販売会社のコミュニティとしては、ベネッセが運営する「ウィメンズパーク」、干趣会、ユニ・チャーム、和光堂、ソニー生命保険が共同で運営する「プレママタウン」と「ベビータウン」などがあります。
ウィメンズパーク、プレママタウンとベビータウンは、いずれも妊娠、出産、育児、家事について疑問を持ったり、不安を抱えたりしている母親が対象です。
これらのサイトでは、充実したコンテンツとともに、互いにコミュニケーションを取るスペース、そして妊娠・出産・育児・家事に必要な商品をレビューとともに提供しています。
通信販売会社が利用する外部コミュニティとしては、化粧品のロコミ情報が集まっている「@コスメ」(アイスタイル)、主に家電商品のロコミが集まっている「カカクコム」(力力クコム)や「ECナビ」(サイバー工ージエント)、などがあります。
こうしたコミュニティは、コミュニティ機能とともに、ランキング情報、ニュース機能、モニター情報、プレゼントなどを提供することで、ユーザーを囲い込んでいます。
