総社市のパン | 直爺のブログ

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釣りのもろもろ、それ以外の世の中の森羅万象について徒然なるままに書いてます。

 岡山市の西隣に「総社」という市がある。

 

 

 この総社市、「パンの町」として有名。

 以前よりその話は知っていたので先日妻と「いっぺんパン買いに行ってみるか。」とウイークデーの暇なときに出掛けた。

 

 その内の一軒のパン屋さんに来て驚いた。

 昼休みは遠に過ぎた午後3時前なのに十人近い行列が出来、店内もパンを選ぶ人で一杯。

 いや、こりゃ噂に違わぬ人気だわと思った。

 その行列に並ぶこと三十分、やっとパンを買うことが出来た。

 早速帰って食べたのだけど、これがかなり美味かった。

 並んで買うなど私はまっぴら御免なタチなのだけど、これだけうまけりゃと納得した次第。

 しかし、なんで総社市に美味しいパン屋さんが沢山出来たんだろう?不思議に思った。

 

 姪っ子の旦那さんが「岡山ガイド資格試験」と言うのに挑戦していると聞いたのでひょっとしたら知ってるかな?と尋ねてみると「それは知らないなー。」とつれない返事。

 「確か、山崎パンの製造工場が総社市にあるのでそれで広まったのでは。」

 と参考意見として教えてくれた。

 

 どうやら、総社市のパンが美味しい歴史的な明確な理由は無いようなのだ。

 

 幕末の混乱期、足守にあった緒方洪庵の生家にシーボルトの娘「イネ」が村田藏六の計らいで隠棲していたことがあり、その折「イネ」が父シーボルトを偲んでパンを初めて焼いたのが広まって・・・てな歴史があるのかな?なんて思ったけどそんなの全然関係なさそう。

 それどころか昭和の初め給食用のパンを作り出したのが総社のパン歴史の始まりという記事さえ見つけた。

 

 そうか、意外と歴史は浅かったんやな、と上歴史の妄想から覚めたのでした。

 

 しかし、何はともあれ、総社のパンはうまかった。

 

 

おしまい