私のタナゴ竿作りは我流もいいところ。師の竿を見ては「ハハーン、ここはこういう風にやって作ってるんだ。よし、私も工夫して作ってやろう。」てな感じでやっている。
もちろん、作りの精密さから仕上げの美しさなんかお手本の竿にはとてもとても足元にもおよびませんが。
だから、ちゃんと学びながらやってる人から見れば、かなり危ういことを私はやってると思う。
その証拠に「ここはこういう風にやるのですよ。」と先人からコメントを頂くことがあり、たちまち叩頭納得、合点承知と言うことが多々ある。
まあ、そんなことも厭わずに我が竿作りは相変わらずのゴーイングマイウェイなのです。
さて、先日は20cmに切り揃えた竹材の「すげ込(この呼び方も教えて頂きました。)」に、2センチ強の長さの詰棒をきっちり嵌め込み接着するところまでやった。
今日は、自作カンテラ陶器に蝋燭を灯し、その炎に竹をかざして加熱、曲がりの矯正をやった。
それが終われば、「すげ込」の入る「すげ口(同前)」外周の段巻。巻長さは2センチ、黒糸を巻いて行きます。
巻始め、巻終わりの糸処理は先人に教えてもらった通りやる。
けど、細かい作業なので結構時間がかかった。
7本全部やるのに二時間近く懸った。
作業の終わった竹をまたミニ花瓶にガラリと立てて続きは明日。
その方が「綺麗」に仕上がると言うことが今までの経験で身に染みて判ったので。
おしまい