去年の秋、私はこんな魚を釣った。
ただ、メバルやカサゴとはちょっと模様や形が違うので、珍しいと思って私は放流前に写真だけ撮った。
後日、ご近所の同好のオヤジさんに
「こんな魚釣ったんですけど、これ何ですかね?」
と訊くと
「あんた、これ、アコウじゃが!・・・なに、放したぁ?・・・な~んと、勿体無い!」
エライ驚かれてしまった。
件のオヤジさんによると、この魚、美味でめったに釣れない魚らしく、地元の人はこの程度の大きさだったら喜んで持ち帰るのだそうだ。
「そうか~。」
と納得したけど、後の祭り。
「また釣るまでのことサ」と思っていたけど、そんな簡単には釣れる魚ではない。
と言う訳でいつの頃からか、そんなことすっかり忘れてしまった。 最近、涼しくなったし半夜釣りでも行くかねと、今日夕方最寄りの岸壁へでかけた。
釣り果は、一時間ほどでこの程度。
コチヌにカサゴ
まあ、ちょうど退屈しのぎにはこんなもんか?そろそろ終わりにするか、と最後の一投を振り込んだ。
そしたら、小さなアタリ、なんか食ったなと軽い気持ちで合わせたら凄い引き。
なんじゃこりゃ
リールゴリ巻で最後にエイヤッと気合もろとも岸壁に放り上げたら・・・なんとあの
マボロシのアコウ
喜び勇んでこのアコウと制限ギリ越えのカサゴ1匹をクーラーに放り込むと他は放流し、意気揚々と帰ってきたのでした。
バンザイ
おしまい