素人でも比較的簡単に育てられるというデラウエア種の葡萄を三年前から育てている。
葡萄酒の原料になるぐらいだから実成りがいい。とにかく放っておいてもどんどん実がなる。
それはいいのだけど、デラウェアは粒に比べ種がでかい。それが結構煩わしい。
そこで種無し葡萄に挑戦することにした。
この方法は農薬「ジベレリン」の水溶液に房を漬けるだけと知って早速やったものの、やはり一筋縄では行かないようだ。
比較のため無処理の房も残して様子を見ているのだけど、昨日(7/1)見た所によると未処理の方は緑のままで熟した様子はない。
一方、処理をした房はもう色づき始めている。
しかし、房の中で大きくならない粒もあって、なんか変な感じがする。
さらに肝腎の種があるかどうか、一番色づきの良い粒を一つ取って口に入れたら、こちらはなんと種が無かった。
いやいや、日本の発明のすごさがこの一粒で伝わって来た。
その実は確かに甘いのだけど、なんか不自然な甘さなのだな。
どうも植物ホルモンを使う種無し葡萄の処理は「かなり」デリケートな難しさが有るらしいことが判った。
初挑戦、今の所「種無し」は実現したようだけど、これから先にもっと難しい道がありそうな予感がする。
おしまい