「ここのカルチャーセンターの9月の作品展に当教室も俳句を出そうと思います。今年作った句でいいと思ったのを色紙に書いて出してください」
と俳句の先生から短冊の色紙が皆に配られたのは八月のはじめ。
8月も下旬に入ったしそろそろ「身をいれんといかん。」と色紙の習字を始めた。
始めは鉛筆で筆順や字の形を頭に入れ、次いで毛筆で書く、の段取りでやっているのだけど、毛筆の段階となると筆圧が字の形にもろに影響する。
筆なんかほぼ初めてみたいなもんだから筆圧の調節が全然上手く行かず、字という字はことごとくドテッとしてくる。
目指しているのは細くなめらかな曲線だけど、結果は太さの不ぞろいな目を覆わんばかりの稚拙な字体の羅列。
「あかんじゃないか!」と集中して一時間ほど練習にしたら滅茶苦茶神経が疲れた。
それだけならいいのだけどその後遺症で妙に気が立ってしまい寝付かれなくなってしまった。
思うに神経疲れというやつだ。おかげで夕べはなかなか寝付かれない上、何度も目が覚めた。
毛筆の練習は思いのほか神経が疲れるのだなぁと改めて驚いたのでした。
ただ書けば書いただけ字は確実に上手くなっているように思えるので折り合いを付けながら休み休みやることにするか。
厄介なこと始めたな、と思うけどこれで書も上達すると思えばやり甲斐もある。
せめて9月の展示会までは頑張ろう!
おしまい