2024年2月28日 令和6年2月議会の環境局長の答弁には失望した。

岡山市の歴代環境局長が市議会のなかで回答し、積み上げてきた

①ボランティアへの拾ったごみの処理の支援制度の整備と

②流出が止まらないプラスチック肥料殻の流出防止対策

ゼロベースどころか全部破棄してマイナスベースからの再スタートとなる答弁。


先ずは①ボランティアのごみ処理支援制度の整備にむけて

2019年9/18  9月議会で林潤議員の質問に以下の回答

この環境局長回答になんの進展も見られていないことから、再度この答弁も質問書に入れてボランティアへの支援について質問

令和3年2月定例議会で環境局長が以下の回答

この回答のあと、いつまでたっても広報されないので次はボランティア支援制度の広報について令和4年6月議会 6/22に質問

環境局長回答



ところが、2024年になっても広報されないので海洋プラスチックごみ対策アクションプラン推進会議のなかで確認すると、
ボランティアの支援制度すら作っていないことが判明!
挙げ句の果に岡山県が令和5年に新設した50袋以上のボランティアなどによる大規模回収に対応した「河川ごみ等回収促進事業」のごみ回収〜処理に協力している。と回答。
・・・これは県の制度で岡山市の制度ではない

回答になっていないので議員さんが更に追求すると
25(50袋の半分以下)袋でも回収〜処理支援について管理者と協議すると回答。

言っておきますが、これは岡山県の制度。

あくまでも岡山市としてのボランティアの支援の仕組みについて2回も整備すると議会回答したことを放置していたことについては「(制度があるかのごとくの)混乱を招いたこのをお詫びする」と答弁。
 聞きたいのは混乱を招いたことのお詫びではなく、確認を求めるまで整備が整っていないという報告もなく、整備するとしながら2回、4年以上たっても整備が進んでいないことについてのお詫びと今後は岡山市としてどうするのか?
 環境局長からはここが聞きたい!!
もう、怒り心頭だ。

プラスチック肥料殻についても同様!
令和3年の「陸上にあるものは可能な限り回収を行う予定としております」という回答は無いことなのか?
局長回答の
「(販売者である)農協さんに行政から協力を求めるなどは出来ない」
「(廃棄物処理法にのっとり)事業者(農家さん)が責任をもって処理するもの。」
この局長回答には失望した。 
流出防止対策に行政は関与しないということか
これも前回の局長回答から大きく後退。

流出防止の具体的な対策は進まず、圃場からは変わることなく垂れ流しが続いている、この現状をご存知なのだろうか?
この問題、対策を事業者である農家さんにだけ押し付けては何の解決にも繋がらない。
行政、販売者、事業者の協力のなかで、いくらかでも圃場、用水路からのプラスチック肥料殻の流出防止対策を考え、効果を出すことが求められていると私は思い、解決の糸口を求めて議員さんに質問してもらったのに・・・

コツコツと関係性を築き、一つ一つ解決、改善に向けて積み上げてきたことが局長の後退でこうも簡単に崩れさってしまうのか?
行政の取組みや事業の連続性とはなんだろう、

私は局長の交代でこんなことになる(積み上げてきたことがゼロベースになる)のは行政にとっても、市民にとっても大きなマイナスだと強く言いたい。

岡山市海洋プラスチックごみ対策アクションプラン

廃棄?となったボランティア支援制度
2021/7/1運用スタート
ボランティア清掃の収集運搬について、岡山市が取り組もうとしている概要についてお聞きしました。7月1日から施行で、45リットル袋にして、およそ10袋以上を対象。清掃日の10日前までに、各区の窓口に伝える。

ただし、

・岡山市環境パートナーシップ事業「アダプトプログラム部門」に登録のある団体及び町内会とする。
→ 「アダプトプログラム部門」登録を増やしたいという想いがある。登録してねと。
この1回限りという場合は、町内会と連携するなどを考えたい。

・ごみ排出場所は、市内で作業車が横付けできる国道、県道、市道沿いとする。

・川、用水路、道路、公園等を清掃し収集を希望する場合であれば、まずは区域の管理者に連絡をすること。
→ 第一義的には管理者であろうということから。そこが収集をしないのであれば、この制度で岡山市環境局が行う。

・各区の窓口は、各区ごみ対策班、東区は総務・地域振興課。清掃場所、排出予定ごみ量、排出場所を伝える。