昨日の作東公民館&県立林野高校のコラボ講座の資料に最新版のJA岡山県✕岡山県のプラスチック肥料殻流出防止対策チラシがあった。
岡山県もこのチラシが3作目と普及、啓発に頑張ってる。
ところが、この浅水代掻きの写真が✕
岡山県の農業士さんと意見が一致しました。
これは私の言う「なんちゃって浅水代掻き」にほかならない。
代掻き後の田んぼの水量に注目して見て欲しい。
キチッと浅水代掻きができている2枚目、3枚目と比べると水量が多いことがわかります。
これではプラスチック肥料殻は水に浮いてしまいます。水量調整で排水口を開けると浮いた肥料殻は用水路に流出します。
2023.12.5加筆↓動画 2本
代掻きする前の水量がポイント
キチッと浅水代掻きができていると土にが見えた状態で水量が少ないので水量調整せずに田植えができます。水量調整したとしてもほとんど肥料殻は土に練り込まれていて浮いていないので田んぼのからの流出はありません。
今年も4週間圃場を見てまわりましたが、2枚目、3枚目のように水量を抑えたキチッとした浅水代掻きはほんの一部しか見ることがありませんでした。大半は「なんちゃって浅水代掻き」
なので、田んぼにはいっぱい肥料殻が浮いていたり、浮いた後に畝に帯状に漂着しています。
JAも、岡山県ももっと現状を見て指導、普及にあたってもらいたい。
昨年、今年といくつの圃場を見てまわったのか教えてもらいたいものだ。こんなことは現場を見て回れば気づく話しだからね。
2023/8/4加筆
現在、最も実効効果がある対策は
①圃場内で浮いて風により吹き寄せられた肥料殻を網で掬う
②用水路の水門等に溜まった所を網で掬う。
この2点。
農家さんだけでなく、販売者、メーカーも一緒になって網で浮いた肥料殻を掬ってもらいたい。
掬った肥料殻は土嚢袋に入れて水を切り、乾燥させたところで燃えるゴミとして処理をすればOK。
ちなみに、私はそこから岡山市ボランティア袋に詰め替えて燃えるゴミとして燃えるゴミの回収日にゴミステーションへ出して回収、処理をしてもらっています。